アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

アンティマキの豆乳と菜種油のスコーンの作り方

2020-05-13 00:07:11 | アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンのレシピ
   10年以上前、アンティマキを立ち上げてしばらくたったころからずっと作っているスコーン。バターと卵のかわりに、植物油と豆乳を使っています。このスコーンの作り方は、そもそも大阪の友人でだし料理家のChieさんの講習会で教えていただいたものをアレンジ。しだいにいろいろのバリエーションができました。

   写真左のジャムスコーンは、焼いた台の上にジャムをのせ、生地の端切れを帯にしてくるっと巻いたもの。私の講習会で最初に紹介するのは、このスコーンとまったくこねずに作るパン。毎年2回開いているヘルシーメイト岡崎店での講習会では、いつも基本のこのふたつのレシピをお教えしています。

■ジャムスコーン
<材料>
作りやすい分量 10個
  薄力粉(または中力粉)300g 全粒粉50g 
  粗糖60g 塩2g
  ノンアルミベイキングパウダー15g 
  菜種油80g 豆乳120g
  好きなジャムいろいろ
  *ガスオーブンは180度に熱しておく。

① 粉類、塩、ベイキングパウダー、粗糖をボウルに入れ、あわ立て器でよくまぜておく。
② 油を一気に加え、粉と油を手でよくすり混ぜる。
③ そこに豆乳を加え、木べらでさっくり混ぜる。
④ めん台に粉をすこし散らし、生地を置いてから、スケッパーで半分に切る。
一方を他方の上に載せ、両手ですこし押してから、さらに半分に切ってまた載せる。数回これを繰り返す。
  *こうすると、さほど混ぜなくても生地がなじむ。
⑤ 生地を、厚さ1センチほどにのばし、丸いセルクルで抜く。
⑥ 抜いた型は天板に載せる。まず、この台だけ焼く。180度5分。
⑦ 丸い生地の上にジャムを載せる。だいたい小さじ1杯ほど。少々多すぎてもかまわない。
⑧ 型を抜いたあとの生地を伸ばし、幅2センチ縦10センチほどの帯を10枚作る。
⑨ スコーンの上のジャムをとりかこむように帯で巻く。
⑩ 刷毛でスコーンの表面に豆乳を塗る。
⑪ 180度に温めたガスオーブンで10分、様子を見て、さらに10分ほど焼く。

*アンティマキでは、黒糖とローストしたクルミを入れた黒糖クルミスコーン、カカオニブスコーン、紅茶とスパイス数種を入れたスコーン、生地にライ麦を入れて甘夏ピールを加えたスコーンなども作っています。
*いろいろお好きな組み合わせでおつくりください。
*炒めて味付けした、コーンやタマネギ、細かく刻んだニンジンやキャベツなどを入れたおかずスコーンもおすすめです。
*セルクルで抜かず、スケッパーで適当な大きさに切るだけでもOK。

   卵やバターをいれなくても、しっかりコクのあるスコーンができあがります。シンプルだけに材料の味が決め手。アンティマキでは、有機栽培の薄力粉と全粒粉、有機豆乳、有機ナッツと有機ドライフルーツ、圧搾菜種油、自家製ジャム、国産の未精製の砂糖などを使っています。

   先の話ですが、9月4日には、暮らしの学校岡崎校にて、こちらのスコーンとこねないで作るパンの会を開く予定です。

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