アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

がんばるサッポロ

2012-02-02 13:57:23 | のみもの
  久しぶりに名古屋に出て、成城石井に寄ったら、サッポロから出ているこんなビールを見つけました。

  「那須 森のビール」シリーズの3種類です。左からプレミアムドゥンケル、プレミアムヴァイツェン、プレミアムピルスナーです。値段はすべて380円。成城石井は、一般のスーパーでもちょっと探せば見つかるような、てんさい糖や松田のマヨネーズにも若干高い値がついているので、ほんとうはもう少し安いのかもしれませんが、230円から240円のヱビスビールより一段と高いのは確か。

  夕飯時、昼食が遅かったせいでおなかがすいていなかったので、ビールを飲むためだけに、成城石井で買ってきたおいしそうな豆腐で湯豆腐を作り、あとは熟成し過ぎたブリーチーズ、それだけをつまみに3種類一気にあけて飲んでみました。

  うまい! 赤は甘くてまろやか。青は、上品な発酵臭とでもいったらいいのか、香りがよくてこくがあり、緑はピルスナー特有のすっきりした香りと味があります。380円という値段は、ごく一般的なドイツビールやベルギービールの値段とほぼ同じです。ああいったビールに匹敵するおいしさです。
  
  一番すきなのは赤でした。「ドゥンケル」という言葉は、ドイツ語で暗いとか黒っぽいとかいう意味なのだそうですが、その名の通り、色は少し濃い目。麦芽をローストして甘みを引き出しているのだそうです。「ヴァイツェン」は、小麦を使っているそうですが、小麦ビール特有の臭みがないのがいい。

  サッポロは、いちはやく麦芽とホップだけのヱビスビールを売り出し、本格ビール路線を走るかのように見えたのですが、他社も同様の本格ビールを売り出すようになり、その一方で、第3のビールとか言われるビール風の飲料がもてはやされ始めたので、サッポロの本格ビール路線は挫折してしまったのかなと思っていました。でも、赤ヱビスや青ヱビスに白、緑も発売されたので、健在だなと安心したことでした。

  でも、ちょっとおいしいビールとなると、やはりドイツやベルギーには負けます。地ビールでもいいものがたくさん出ているし、大量生産の会社としては、何種類かのヱビスを出した時点で打ち止めかな、と思っていました。

  しかし、このビールの存在を知り、やはりサッポロはがんばっているな、という感を新たにしました。よかった。

  これらのビールは、栃木県那須にある那須・森のビール園だと、生で飲めるようです。レストランなどのほか、ビール作りを体験できる施設もあるようで、気になる場所です。


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2 コメント

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サッポロ (かじけいこ)
2012-03-25 03:43:39
感心しながらず~とブログを拝読していたら、サッポロにきたのでコメントしています。那須・森のビール園、ありますよ。
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サッポロ那須工場 (アンティマキ)
2012-03-26 15:19:33
コメントくださって、ありがとうございます。コメントをいただいてから、改めてサッポロビールのHPを見ました。那須工場は、高付加価値のビールを作っている工場なのですね。ますます森のビール園を見学したくなりました。
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