ベトナムの洪水・・・それは日常です！

今日も雨模様ですね。
というわけでサイゴンの洪水について書いてみたいと思います。

サイゴンの郊外に住んでいた頃、中心部の職場に向かうまで晴れていれば20分、雨が降るとその倍はかかっていました。
それは川のすぐ近くのエリアに住んでいたため、ちょっとまとまった雨が降るとすぐに洪水になっていたためです。
水はけの良い、広い通りに出るまでひざくらいまで水に浸かりながら、道を埋め尽くしたバイクを掻き分けながら前へ前へと進みますが、そこはベトナム、譲り合いの精神なんてみじんも感じられません。
人間って極限状態になったら人のことなんて考えられないのかなあ・・・とかのんきなことを考えながら進むとやっと広い通りへ出ます。
ここまで家から直線距離で300ｍ足らずなのに20分かかります。
それから職場まで20分・・・着く頃にはもう既にクタクタになっています。

普通日本で洪水になったら全国版のニュースにでもなっておかしくないくらいですよね。
でもサイゴンの、特に私が住んでいたエリアなんかまとまった雨が降る度これですから、テレビ、新聞でも話題にもなりません。

まあ1mも浸水するわけじゃなく、30～40cmくらいだったからかなあ。
いやいや、それでも日本では立派にニュースになりますよね？？