明治10年、現在の東京大学に地質学科が創立されました。
西欧の近代地質学が初めて日本に導入されたのです。初代教授として招かれたのがナウマン博士でした。
翌11年、ナウマン博士は地質学の調査として絶好の場所を訪れました。それが埼玉県の長瀞でした。
長瀞は荒川の中流域にあり、現在では国指定の名勝・天然記念物の「長瀞岩畳」があることで知られ、またライン下りなども名物になっている場所です。
偉大なる自然が創り上げた景観は、まさに芸術品とよべそうなほどです。ラフティングやカヌーも盛んで、都心からも遠くないことから、気軽に出かけられる観光スポットになっています。
ナウマン博士が調査に訪れたのも、まさに的確な条件を満たしていた場所だったからだといえるでしょう。
以来、長瀞一帯は日本の地質学上重要な研究拠点となりました。ここから数多くの優秀な地質学者を育て、輩出してきました。
冒頭の画像にあるように、「日本地質学発祥の地」の碑も、大げさなことではないのが分かります。
秩父鉄道の上長瀞駅です。
熊谷方面からだと、長瀞駅の一つ先になります。
喧騒の長瀞駅を避けて、この駅に降り立ちます。ここから荒川の河原に出ても、長瀞の良さは分かります。長瀞駅まで歩いても苦にならない距離でもあります。
骨で聴きましょう。
自然の芸術と日本地質学を骨から取り入れるのです。
空気振動からでは感じられないものを骨から取り入れることにより、長瀞を最高に堪能するのです。
注意骨で聴くことが理解できない方は、お手数ですがまず知識を入れてから続きをお読みください。
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荒川の流れが骨から入ってきます。耳から感じる音と異なり、直接脳に届いているような感覚が生まれます。流れが心地よい旋律を奏で、脳波がシータ波、やがてアルファ波になってきたようです。
これが癒し効果なのでしょうか? 分かりません。
そんな理屈は一切必要ないのです。体験すれば分かることを、あえて言葉にする必要はないでしょう。
ここで使った機器は、補聴器ではありません。
米軍が採用し、特許の技術を惜しみなく使った音声増幅器です。しかも現在、超お買い得になったものです。その正体とは‥‥
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地質学と荒川の自然を堪能したあとは、温泉にでも浸かり、満足して帰路につきます。こんな贅沢は他にありません。断言します。
京都東山にある有名な清水寺ではありません。
ここは群馬県の商都・高崎市にある真言宗豊山派の古刹・清水寺です。
高崎というと白衣大観音が有名で、大観音像のある山そのものも観音山とよばれています。この清水寺も観音山の中腹にありますが、寺院としての歴史はこちらのほうがはるかにあるのです。
麓の住宅街から突如現れる石段は、決して整備されているわけではなく、しかも白衣大観音の喧騒がウソのように静まりかえっています。一歩一歩のぼり始めます。
このとき忘れてならないのが、愛用の「きくちゃん」です。オプションだったヘッドセットが今では標準でついていますから、「きくちゃん」専用のスピーカーではなく、両耳にかけるタイプのヘッドセットを装着します。ちなみにどちらも特許技術なのはいうまでもありません。
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石段の数がどれだけあるのか分かりませんが、かなりの数を登ります。最初に訪れたのは夏でしたが、このときは汗で着替えが2枚必要なほどでした。冬でも念のため1枚は用意しておいたほうが良いかもしれません。
大同3年というと、西暦では808年、征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷征伐の兵士の健勝と武運長久を祈るために、わざわざ平安京の清水寺から勧請し、開基したと伝えられる寺院です。
だから京都の清水寺と同じ名前なのも意味があったわけです。
石段を登りきり、道路を横切るとようやく山門にたどり着きます。そして境内に足を踏み入れるわけですが、ここで正面に観音堂を見ることになります。さらに、参道の規模に対して境内が広くないことを知ります。
観音堂は大悲閣とよばれ、堂内には狩野常信筆の大絵馬一対であるばかりでなく、和算の大家として知られる斉藤宣義が奉納した算額があるそうです。
本尊は千手観音菩薩です。と、いうことは観音山とは、この古刹に由来していることが分かります。なぜなら白衣大観音は昭和の建立で、歴史がまったく違います。
高崎市は東京から上越・長野各新幹線で1時間を要さないほどの距離です。首都圏在住者はわざわざ滞在して、観光するということはまれでしょう。しかも、観音山に来てもこの清水寺に寄ることもないでしょう。
でも、観音山の由来となった清水寺は、高崎を語る上でも大きな意味を持つと思います。一度、たずねてみてはどうでしょうか?
そしてこの静寂さは、骨で聴く世界にも癒し効果を与えてくれました。
あくまで個人の感想ですが、喧騒の観光地にはない霊験あらたかな空気が、骨を通して脳へと入ってきた感じがします。
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悪くない旅でした。心身の毒素が浄化されていくのを感じました。