(1)人が眠くなるのは、体内のメラトニン(melatonin)の分泌量が増加することが原因だそうだ。(研究報道)
身体の成長ホルモン、体温、睡眠に関係するホルモンのメラトニン(実体はよくわかりませんが)は、夕方から夜にかけて分泌量が次第に増えて自然と睡眠(sleeping)に入っていくことが医学的に解明されている。
つまり人は疲れただけでいつでもどこでも熟睡(deep sleeping)できる体内メカニズムにはない生命体だ。海外旅行時に経験する昼夜逆転の時差ぼけもこれが原因らしい。
人間がいつ、何をしたらもっとも効率よく機能活動するのかの「体内時計」のリズムとしてもよく知られているようになってきたが、これらの研究は先端的な科学、医学研究の取り組みとして注目されている。
(2)そういう人間の「体内時計」リズムのメカニズム(mechanism)だから、最近の高速夜行バス(highway night bus)運転の一人運転者のワンマンバスに対する同業者からのこれは安全性を無視した「机上の空論」との批判はよく理解できる。
けっして走行距離の問題というよりは、人間の持つ「体内時計」リズム(メラトニン効果)の科学的、医学的根拠、示唆のある話だ。
政府(国交省)は観光バス運転者の1日最大運転距離指針を670キロと定めている。これに低料金の高速夜行バス人気がからんで、営利偏向主義のバス運営会社の安全無視、管理(健康、スケジュール、資格)不十分体制を助長しての結果の先日の関越道高速夜行バス事故だった。
消防署の防火安全対策と同じく、事故が起きるたびに判で押したように全国査察、点検はくり返すがその場限りのもので、そのうちに継続的検証、査察、点検はなおざりにされてまた事故はくり返されて対応に追われるだけの悪循環だ。
(3)政府の1日最大運転距離指針の670キロの科学的、医学的妥当な根拠など不明で、その証拠に今回の事故を受けて政府の要請によりバス業界は自主的に450キロを超える場合は運転交代を義務付ける安全策を発表した。
政府は高速バス運行安全対策を業界に丸投げ、押し付けた格好だ。先端的研究の進んでいる「体内時計」のリズムやメラトニン分泌効果の科学的、医学的分析、解析データから、政府は説得力のある安全運転の方向性、指針を打出すべきだ。
(4)マイカーだが1日往復700キロも何度も経験はあるが、これが職務で日常的となると問題外の話だ。業界新指針の450キロというと高速東京~大阪間で一番需要、利益の高いコース距離想定で、それまでの670キロ基準同様に業界営利偏向主義、効率性重視の方針設定ではないのか。
(5)政府は原発も高速バス運転も事業者、業界寄りの安全基準は示しても事業実態、営業実態の把握、点検、検証は怠り、利用者、住民の生命安全をないがしろにしてきた責任は重大だ。
まずは「体内時計」科学的、医学的研究データにもとづく説得力のあるバス安全運転基準化を打ち出すべきだ。
身体の成長ホルモン、体温、睡眠に関係するホルモンのメラトニン(実体はよくわかりませんが)は、夕方から夜にかけて分泌量が次第に増えて自然と睡眠(sleeping)に入っていくことが医学的に解明されている。
つまり人は疲れただけでいつでもどこでも熟睡(deep sleeping)できる体内メカニズムにはない生命体だ。海外旅行時に経験する昼夜逆転の時差ぼけもこれが原因らしい。
人間がいつ、何をしたらもっとも効率よく機能活動するのかの「体内時計」のリズムとしてもよく知られているようになってきたが、これらの研究は先端的な科学、医学研究の取り組みとして注目されている。
(2)そういう人間の「体内時計」リズムのメカニズム(mechanism)だから、最近の高速夜行バス(highway night bus)運転の一人運転者のワンマンバスに対する同業者からのこれは安全性を無視した「机上の空論」との批判はよく理解できる。
けっして走行距離の問題というよりは、人間の持つ「体内時計」リズム(メラトニン効果)の科学的、医学的根拠、示唆のある話だ。
政府(国交省)は観光バス運転者の1日最大運転距離指針を670キロと定めている。これに低料金の高速夜行バス人気がからんで、営利偏向主義のバス運営会社の安全無視、管理(健康、スケジュール、資格)不十分体制を助長しての結果の先日の関越道高速夜行バス事故だった。
消防署の防火安全対策と同じく、事故が起きるたびに判で押したように全国査察、点検はくり返すがその場限りのもので、そのうちに継続的検証、査察、点検はなおざりにされてまた事故はくり返されて対応に追われるだけの悪循環だ。
(3)政府の1日最大運転距離指針の670キロの科学的、医学的妥当な根拠など不明で、その証拠に今回の事故を受けて政府の要請によりバス業界は自主的に450キロを超える場合は運転交代を義務付ける安全策を発表した。
政府は高速バス運行安全対策を業界に丸投げ、押し付けた格好だ。先端的研究の進んでいる「体内時計」のリズムやメラトニン分泌効果の科学的、医学的分析、解析データから、政府は説得力のある安全運転の方向性、指針を打出すべきだ。
(4)マイカーだが1日往復700キロも何度も経験はあるが、これが職務で日常的となると問題外の話だ。業界新指針の450キロというと高速東京~大阪間で一番需要、利益の高いコース距離想定で、それまでの670キロ基準同様に業界営利偏向主義、効率性重視の方針設定ではないのか。
(5)政府は原発も高速バス運転も事業者、業界寄りの安全基準は示しても事業実態、営業実態の把握、点検、検証は怠り、利用者、住民の生命安全をないがしろにしてきた責任は重大だ。
まずは「体内時計」科学的、医学的研究データにもとづく説得力のあるバス安全運転基準化を打ち出すべきだ。