(1)政府があまりにも自浄能力、統治能力を失っているから、国民は「日本」に悲観(pessimism)していると国外には映るのだろう。
かっては経済大国として米国に次いでGDP世界2位に位置して今でもアジアを代表して日本はG8サミット参加国のひとつだが、GDPは新興国中国に抜かれて世界3位となり国際社会の基軸は中国にシフトしている。国際政治の世界ではますます日本の存在感を薄くしている。
その国際政治も先進8か国(G8)から新興国も取り込んだG20へ影響力が移り、その流れを加速している。
(2)東日本大震災に福島原発事故の影響もあって、国内から見る「日本」よりは国外から見える「日本」は相当危機的状況、悲観論に映っている。
パリコレ常連の世界的デザイナーが来日して「これほど万事に洗練された文化を持つ国はないし、もっと自信を持ってほしい(be sure of more your success)」(報道)と激励された。
首相が1年も持たずに交代をくり返しても国民は無関心を装い、デフレ円高不況に雇用不安に悲観はしても冷静で暴発することもなく、きっと自信喪失で活力を見失っていると思われているのだ。
この小さな島国に住むものとしては大変ありがたい国民性、民主性で、多分国外からはちょっと奇異に見えるはずだ。
(3)中東、アラブ世界では悲観的国内情勢(長期独裁政治)に市民革命が勃発して収(おさ)まりがつかなくなっているし、EU危機のヨーロッパも市民運動が政治を動かしている。
日本よりもずっと悲観的な国内事情だから本来比較しようもないが、政治、経済事情をうわべで見れば国外の目にはそうは違いはないはずだ。
自由かっ達で表現力にあふれた個人主義の活力、結集が中東、アラブ、EUにはあるし、それに比較して民主国家の日本に自由表現力で悲観があふれないのが不可思議なのだろう。外交辞令でおとなしいことが卓越した良識ある国民性と言われても、市民力が自信喪失と映っている。
中東、アラブ、EUとは歴史、文化、精神性に違いがあるから同じに見られても困るところはあるが、日本もそろそろ来年までには確実にある国政選挙で「変革」(を表現する)の季節はやってくるし、民主的で良識的、見識、思慮深い選択で市民変革を示したいところだ。
(4)外務省が実施したところが問題だが、米国一般市民を対象に実施した「日本」に関する世論調査で「アジアで最も重要なパートナー」に50%が「日本」を挙げ、39%の中国を大きく上回り前年比較を逆転した。
一方有識者対象では中国54%、日本40%で米国政治、経済事情、戦略をストレートに反映するものだった。国民性、民主性、自由、信頼では「日本」が中国をリードしている市民感覚、感情(こちらの方が大事だが)とあわせて、やはり日本現政権の米国すり寄り姿勢を肌で感じ取っている結果だ。
(5)しかし国内に居て気が付かないだけで、言われて見れば「日本」は自信を見失っているのかも知れない。
「これほど万事に洗練された文化を持つ国はない」国民として、中東、アラブ、EUにはないちょっと控えた距離だけど自由で民主的で良識、思慮、挑戦のある開発行動力学の自信(self confidence)を自覚する、取り戻す機会だ。
かっては経済大国として米国に次いでGDP世界2位に位置して今でもアジアを代表して日本はG8サミット参加国のひとつだが、GDPは新興国中国に抜かれて世界3位となり国際社会の基軸は中国にシフトしている。国際政治の世界ではますます日本の存在感を薄くしている。
その国際政治も先進8か国(G8)から新興国も取り込んだG20へ影響力が移り、その流れを加速している。
(2)東日本大震災に福島原発事故の影響もあって、国内から見る「日本」よりは国外から見える「日本」は相当危機的状況、悲観論に映っている。
パリコレ常連の世界的デザイナーが来日して「これほど万事に洗練された文化を持つ国はないし、もっと自信を持ってほしい(be sure of more your success)」(報道)と激励された。
首相が1年も持たずに交代をくり返しても国民は無関心を装い、デフレ円高不況に雇用不安に悲観はしても冷静で暴発することもなく、きっと自信喪失で活力を見失っていると思われているのだ。
この小さな島国に住むものとしては大変ありがたい国民性、民主性で、多分国外からはちょっと奇異に見えるはずだ。
(3)中東、アラブ世界では悲観的国内情勢(長期独裁政治)に市民革命が勃発して収(おさ)まりがつかなくなっているし、EU危機のヨーロッパも市民運動が政治を動かしている。
日本よりもずっと悲観的な国内事情だから本来比較しようもないが、政治、経済事情をうわべで見れば国外の目にはそうは違いはないはずだ。
自由かっ達で表現力にあふれた個人主義の活力、結集が中東、アラブ、EUにはあるし、それに比較して民主国家の日本に自由表現力で悲観があふれないのが不可思議なのだろう。外交辞令でおとなしいことが卓越した良識ある国民性と言われても、市民力が自信喪失と映っている。
中東、アラブ、EUとは歴史、文化、精神性に違いがあるから同じに見られても困るところはあるが、日本もそろそろ来年までには確実にある国政選挙で「変革」(を表現する)の季節はやってくるし、民主的で良識的、見識、思慮深い選択で市民変革を示したいところだ。
(4)外務省が実施したところが問題だが、米国一般市民を対象に実施した「日本」に関する世論調査で「アジアで最も重要なパートナー」に50%が「日本」を挙げ、39%の中国を大きく上回り前年比較を逆転した。
一方有識者対象では中国54%、日本40%で米国政治、経済事情、戦略をストレートに反映するものだった。国民性、民主性、自由、信頼では「日本」が中国をリードしている市民感覚、感情(こちらの方が大事だが)とあわせて、やはり日本現政権の米国すり寄り姿勢を肌で感じ取っている結果だ。
(5)しかし国内に居て気が付かないだけで、言われて見れば「日本」は自信を見失っているのかも知れない。
「これほど万事に洗練された文化を持つ国はない」国民として、中東、アラブ、EUにはないちょっと控えた距離だけど自由で民主的で良識、思慮、挑戦のある開発行動力学の自信(self confidence)を自覚する、取り戻す機会だ。