いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治家の自慢話。 a boastful talk of states-person

2019-07-03 20:00:51 | 日記
 (1)政治家の発言には独大統領のようにかってのヒットラー独裁政権の民族抑圧、戦争責任の誤りを認めて謝罪する重い勇気ある良識ある発言はまれで、多くが大言壮語の自己主張の失言が多くて、すぐに前言を撤回して事を済ませて言い訳にするものが特徴だ。

 意図的なものもあれば、単なる自慢話(a boastful talk)が歯止めが利かなくなって行き過ぎるおろかなものが目につく。

 (2)韓国議長が徴用工問題の再燃で緊張対立関係にある日韓関係に対して、天皇がひと言誤れば問題は解決する趣旨発言をして日本側の抗議を受けても撤回をしないとツッパねていたが、その後個人的に訪韓した鳩山由紀夫さんとの話し合いで同発言を撤回すると言ったことが伝えられて、しかし日本政府は個人的な問題でのことだとして取り合わなかった。

 韓国国会議長の要職にあるものとして、政治的発言の責任の取り方、収め方がわかっていない混同、混迷でで驚かされる。

 (3)韓国徴用工問題の再燃はG20大阪サミットでも日韓首脳会談は開かれずに、日本側の対韓国の半導体製造の化学製品、先端技術の輸出制限措置となって韓国メディアでは「(韓国半導体大手が)持ちこたえられる期間は3~4か月だ「(報道)と伝えている。

 何やらトランプ流の貿易通商規制をみるような日本政府の強硬貿易制限で、日本政府の韓国への対抗措置で徴用工問題が飛び火した。韓国にも抱える国内問題があるのだろうが、同国会議長の問題発言から前政権との間で政治決着した歴史認識問題の再燃を黙認する文大統領は何も語らずに先送りして、今回の日本政府の強硬措置となった。

 (4)安倍首相はG20大阪サミットの夕食会で議長国としての大役を果たした余韻のせいか、話の前後関係はわからないが大阪城天守閣にエレベーターが設置されていることを「大きなミス」と発言して国内から批判を受けて、こちらは早速「障害者やお年寄りに不自由があってもしょうがないと聞こえるかのような発言があったことは遺憾だ」(報道)と釈明したといわれる(幹事長代行談)。これも韓国議長同様の私的な話し合いでの釈明だ。

 説明によると「非常に精度高く日本の技術は(天守閣を)再生できることをアピールしたかった」らしいが、エレベーター設置は「大きなミス」は自慢話のパラドックス(paradox)としての自虐的な意味のつもりだったのかはわからないが障害者やバリアフリー社会に対しての理解、取り組みがこの程度のものとの甘い「本音」がでたといわれてもしかたのない発言だった。

 (5)この天守閣へのエレベーター設置の拒否で批判、抗議を受けても撤回をしないのが河村名古屋市長で、唯一当時の名古屋城天守閣の設計図がそのまま残っていることもあり木造による当時のままの名古屋城天守閣の再建工事計画を進めている。

 障害者団体からの抗議を受けても今のところ撤回する意向はまったくないようだが、石垣工事で国の許認可が進まずに計画が遅れて市予算からの削除を決定した。
 安倍首相の日和見ではあるが発言撤回に抗することができるのか、政治家の自慢話で終わらせてはならない。

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