いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

高年令化の「自立」。(脂肪税) self-support of advanced age society

2011-10-04 19:35:40 | 日記
 (1)高年令化社会を迎えて、社会保障、介護、医療の整備充実が当然のように叫ばれているけれど、人間やはり最後まで自分のことは自分で面倒見れること、長寿社会の「自立(self-support)」が究極(ultimate)の幸せ、充実した人生と言えるものだ。
 いくら努力、精進したって先の先までは見渡せない訳だけれど、自分のことは自分で面倒見れる未来人生の自立のために、自他共に環境整備は必要だ。

 (2)高度な福祉社会を国の基本政策(その分、国民の課税負担は比較大きい)に置く北欧のデンマークで世界で初めて「脂肪税」を国民に課税することになった。
 いよいよ国民の「脂肪肥満体形」に対してまで長寿社会の自立のために課税すること、時代になったのかと感心したものだが、つまりは、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸を一定以上多く含むバター、チーズなどの食品に対しての課税(1キロ約220円)だ。(報道)

 狙い撃ちされた食品には営業打撃(消費量15%減見込み)も大きいが、北欧ではその他塩分、糖分の高い食品への課税を導入した国もある国民の健康、肥満対策に国をあげての政治責任、積極的な文化圏だ。
 体格の民族的特徴、傾向、志向もあっての対策、政策だが、高年令化社会を迎えての「自立」策(self-support of advanced age society)のひとつだ。

 (3)いっそのこと、「脂肪肥満体形」に対する脂肪(肥満)税なんか導入してみてはどうか。肥満も遺伝子によるものも大きくすべて自己責任と言う訳でもないが、肥満も自由と言われても限度があってあきらかに年令によっては健康に影響を及ぼす範囲値もある。

 数年ごとに一定年令以上の国民には健診を義務付けて、基準値以上の脂肪肥満体形に課税するのだ。しかし、その後の努力、精進によって数値に改善効果が出た場合に改善対効果比率で税金を還元することも考える。

 脂肪肥満率に対する課税なので、市民税、住民税、所得税のような課税概念という訳だ。健康管理と改善意欲の一石二鳥の高年令化社会の「自立」を目指す。

 (4)かって、米国社会でも雇用基準に「肥満」というアイテム(item)があってスリムでないと採用に障害のある機運の時代もあった。肥満の人は、けっこう身体には柔軟性があって動きも速い人が多いのもよく見ることではある。
 それでも年を重ねるに従って肥満の影響度も人間機能の正常化に負担も高くなって、一定比率範囲内に維持するに越したことはない。

 デンマークでは食品の課税で220億円相当の税収も見込まれており、社会保障、介護、医療の環境整備の充実財源にもまわせると言うものだ。
 健康に一次、二次被害と影響があるとしてタバコ税も増税された日本。国家累積赤字900兆円を超える財政赤字の日本で世界にも類を見ない高年令化社会、長寿社会の中で、自己、社会的「自立」のために福祉先進国の北欧の有り様も参考にしたいものだ。

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