いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

つるが。 k. zaitsu live & talk 2011 concert

2011-10-23 19:23:03 | 日記
 財津和夫さんが心を込めて静かに心から魂の教示のように諭すように歌ったから、こちらも心置きして気を引き締めて聞きました。そんな「ストーブ」、「ぼくがつくった愛のうた」です。すばらしかった。

 気比(けひ)の松原、菊の御紋の気比神宮の敦賀市に来ています。なまあたたかい海の強い風が吹いてきます。気比神宮から歩いて10分の敦賀市民文化センターホールでの財津和夫さんのlive & talk コンサート、スポンサー・オファー・コンサート(sponsor offer concert)です。

 午後6時30分、一点のスポットライトに照らされたセンターステージにグレーシャーツスタイルの財津さんが登場してコンサートはオープニングです。
 「秋も終わりかなと思うような寒い日が続いていたと思ったら、今日は湿気のあるなまあたたかい風が吹いてきて、こんな日は幽霊がでるんですが、今日のコンサートは本当になんかいいすてきな風が吹いていたよねと言われるように最後までがんばって歌ってみたいと思います。」と「白いシャツの君」と「サイドシート」です。

 「そしてまたあなたへ」が終わって財津さんひとりキーボードに移ってペットボトルでのどを潤(うるお)します。
 「水を飲むシーンをお見せしました。皆さん、青春時代と言うといつの頃のことですか。ボクは、学生時代かな。15~20才ぐらいまでの間、学生時代真っただ中です。しかも一番むづかしい年頃でございます。
 将来に不安いっぱい、どうやって食っていくんだ、自分はどんな大人になっていくんだろう、どうやって死んでいくんだとかいろいろ考えますけれど、そこは人間ですから、ボクは男ですから女性のこと考えますと頭の中の不安が全部吹っ飛んでしまいます。
 明日は女性と映画を観にいかなければいけないとか思ったら、もらったこの腕時計を質屋に入れようとかとてもリアルな行動ができるようになります。将来の不安もなんにもなくなってしまいます。」と冒頭のすばらしい「ストーブ」、「ぼくがつくった愛のうた」で第1ステージが終わり10分の休憩です。

 アコースティック基調の第1ステージは、財津さんの厚い重厚なメロウボイスに歌唱力が際立って深遠な財津音楽の世界です。
 第2ステージのバンドサウンドは、今日はちょっと抑え気味にどちらかと言えばリラックスした感じでしょうか。財津和夫さんのそれとわかる特徴のあるメロウ(mellow)な楽曲群、メロディ、リズム、ハーモニー、アレンジ音楽の世界を展開します。

 発声練習から始まった「切手のないおくりもの」のホール一体となったコーラスワーク、1・2F満席の大ホールでのコーラスですから、しかもかなり多くの観客が参加したホール一体となったコーラスでこれがまたアンサンブルが効いていてとてもきれいでね、財津さんも「気比んのあるコーラス、すばらしい」と敦賀色を出しました。「気がついてくれましたか。バラバラの拍手ありがとうございます。」
 夏川りみさんがこの財津さんの楽曲をリリースします。編曲は財津楽曲の編曲をよく担当しているキーボード奏者の清水俊也さんです。

 「今はこんな風にステージやっているこの頃ですが、こうやって無事元気に健康でやっていれるのは本当にうれしいです。
 これからまた敦賀にやって来ますのでお会いしましょう、じゃ、またねとも言えない年になりましたが、できるだけがんばって歌っていきたいと思います。」と「サボテンの花」です。

 最近の財津さんは、精進もあってボイスに厚みが出て迫力があります。

 圧倒的な大ホール満員の迫力ある拍手に迎えられたアンコールで午後8時30分すぎコンサートは終演し、外はコンサート直前に降り出した雨が激しくなっていました。

 ミュージシャン 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf) 田中トオル(Ds) 尾上サトシ(G)

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