まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

ジャイナ教

2010-03-20 | 日常
 インドにはジャイナ教というインドだけにある宗教がある。

仏教の開祖お釈迦様と同時代にマハーヴィーラを祖師と仰ぎ、不殺生の誓戒を厳守し

徹底した苦行・禁欲主義を持って知られるインドの宗教。ジナ教とも呼ばれる。

人口の0.5パーセントにも満たないが商業関係の職業に従事し

商才にたけたジャイナ商人は有名である。

このジャイナ教の人達は ベジタリアンもベジタリアン 極めつけである。

土の中から収穫されるもの(玉ねぎ、人参、芋類、大根、ピーナッツ等々)は絶対口にしない。

肉、魚はおろか バター、チーズ、玉子、も食べない徹底したものである。

したがって農業をしている人はいない。

何故か? と言えば土を耕す時 虫 を殺すかもしれないから・・・・

ジャイナ教のお坊さんは裸で一糸纏わずのスタイル(この宗教の御本尊様は男性の裸スタイル)で

口には紙を当て(口に虫が飛び込んで死なないように)手には箒を持ち

自分の歩くところを掃いては歩く(虫を踏んで殺すことがないように)というわけである。

移動中のバスから チラッとではあったがその裸スタイルのお坊さんを見た。

この宗教は南インド方面に信者が多く 以前のインド旅行の時 

ムンバイでジャイナ教の寺院を観光したが半端じゃない立派なものであった。

お参りのご婦人方のサリーそして装飾品が凄い! 見るからに お金持ち~・・・がわかる。

ジャイナ教の人達の職業は先にも書いたが商業関係 

例えば 銀行関係、鉄鋼、宝石関係等の経営者が多いと聞いた。

お金持ちばかりであるから寺院への寄進も凄い・・・ということである。

サリーのご婦人方は限られた野菜だけの食事でも肌は美しいし、元気だし・・・

我々は何でもかんでも口に入れてしまうばっかりに身体を悪くしているのかな???