まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

インドの動物

2010-03-16 | 日常

 サヘート、マヘートを見学して歩いていた時1匹の犬と視線が合ったと思ったら

呼んだわけでもないのに 犬はトコトコ近寄ってきてチョコンと座った。

せっかく来てくれたのに何もあげる物がない、ポケットにあるのは飴玉1つ

飴玉では仕方ないと思ったが 紙を取り差し出すと怪訝な顔をして

くちに入れたがポロリと口から出してしまった。

食べたことがなく、どうも口に合わなかったみたいである。

それにしても 眼差しなどから何か不思議を感じる犬である。

犬に手を振って別れたがいつまでもチョコンと座ったままでいつまでこちらを見ていた。

前世は人間、それも身近な人だったのでは? と思う。

犬といえば 何処へいっても野良犬が沢山いるが犬同士で喧嘩したり

鳴き合ったりしたところを1度も見たことがない。

犬ばかりではない、ヤギ、牛、時には猿もいるが鳴き声を聞いたことがない。

そういえば 子供や赤ちゃんの鳴き声もたったの1度も聴いていない。

不思議に思い ガイドさんに聞いたらΓストレスがないから・・・、赤ちゃんはお母さんが

しっかり肌にくっ付けているから 満足している・・」とのこと。

今は稲の刈り入れの季節であるが 稲が畔道の脇1列が刈り残してある。

それは 野良牛や野良ヤギの為らしい、

また 街中では朝ご飯の残りは野良牛に、夕ご飯の残りは野良犬や野良山羊に・・・とか

追われたり、叩かれたりしたことのない動物たちは何処で見てものんびりして幸せそうである。

生き物への優しさを痛いほど感じるインドである。