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トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ギンリョウソウ

2022-08-14 | 樹木 草花


精霊を思わせるような純白のギンリョウソウ
下向きに付く花と、うろこ状の鱗片葉に包まれた姿を竜に見たててギンリョウソウ(銀竜草)と言う
薄暗い林の中に生える様子からユウレイタケの別名がある

シャクジョウソウ科の山地の湿り気のある所に生える多年草
全体が白色で葉緑素を持たない腐生植物・・最近は菌寄生植物、又は菌従属栄養植物と言うようになった
地下でキノコの菌糸から栄養を貰って暮らしている

茎は20cm程に伸び、葉の退化した鱗片葉が多数互生している
5~8月、茎の先に下向きの花を付ける
花冠の裂片は筒状で3~5個、雄しべは10個で花冠より短く、雌しべの柱頭はキノコ状で大きく縁は紫色を帯びる
果実は液果、球形で白色、下を向いたまま熟し茎が倒れるとつぶれて種子をまき散らす