大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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マンション管理組合は民主主義と同じ

2024年02月19日 | 民主主義の形骸化

マンションのことでご相談を受けました。


マンションは、区分所有部分と共有部分があり、共有部分は、所有者みんなで維持管理することで、資産を守っていかなければなりません。

ご相談は、この共有部分の管理のことでした。

マンション住人でつくっているマンション管理組合が、マンションをどう維持管理していくか、
マンション管理組合が委託した管理会社が、住民間の合意に基づいた維持管理をどう担っていくかは、
マンションの居住性や、資産価値に大きく影響するとても重要なことです。

ご相談を受けた事例は、この大切な住民間の合意形成があまりうまくいっていないように感じました。

マンション管理士さんに相談した方が良いだろうということで、管理士さんにご相談しています。


マンションの維持管理となると、高額の修繕などもあり、業者に委ねることも多く、知識が必要で、どうしても、管理会社にまかせがちになっているマンションも多いそうです。

マンションの規模が大きければ、合意形成も大変ですし、維持管理に必要な費用も高額です。


おはなしを伺っていて、マンション管理は、議会制民主主義に似ている、と思いました。


マンションは、管理組合という自治組織があります。
住民が、自分たちの資産を人任せにすれば、自分の意向が反映されないかもしれません。

結果、管理費が高くなったり、維持管理が不十分になったりする可能性もあります。

マンション管理に関わる問題は、耳慣れない言葉も多く、どうしても、お任せになってしまいがちですが、
管理の在り方は、資産価値にも影響します。


そのうえ、
国は、区分所有法の見直しを行い、建て替え決議を4/5から3/4にしようとしていますから、


気づいたら、、建て替えの方向で話が進んでいた、などということが無いよう、
管理組合の議事には、関心をもち、可能なら、様々な形で管理には、関わっていった方が良いと思いますし、


老朽化していて、建て替えを検討しているけれど、建て替えられないマンションや、
建て替えたくないけれど、建て替えたい人がいるマンションに住んでいる方は、管理組合の
議事などに注目していた方が良いかもしれません。

 

いくら、適正に管理できているから大丈夫と言っても、

マンション建て替えの際には、マンション建て替え円滑化法などに従い建て替えるなどするなら
いったん、建て替えするデヴェロッパーに売却し、建て替えた後に、それを買い戻すかたちが大半になると思います。

容積率に余裕があれば、余裕の生まれた床を売却するなど、建築費を抑制することも
できる可能性があります。

そうだとしても、必ずしも建て替え後に同じ間取りでは無いですし、
誰がどこの住戸に入れるかなど、切実な問題もありますから、
マンションの建て替えは、いろいろな意味で大変だと思います。


なによりも、現状を良く知ることため、日頃から情報収集するなどするところから、始められてはいかがでしょう。




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