昨年の自民党総裁選の時、岸田首相が主張した言葉は、私にの心に深く刻み込まれています。小泉構造改革の新自由主義的政策を「格差と分断をまねいた」と言って批判したからです。ああ、自民党もわかっているんだなあ、と思いました。でも、当時の発言を確認したら、「規制緩和、構造改革の新自由主義的政策はわが国経済の体質強化、成長をもたらした。」と行われた構造改革をまず評価していました。気を付けなければならないのは、こういう言葉に、嘘は言わないけれど、正確ではない、あるいは、誤解を招く言葉の使い方があるということです。格差とは、分断とは、何か、あらためて考えたいと思います。
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