中国政府は西部地域の開発に備えてエネルギー
源確保の手段の一つとして、風力や太陽光を
重視する政策を進めている。
草原や土漠地を利用して大規模な風力発電
タワーや太陽光電池パネルが設置されている。
同時に設備生産の増強に備えて国は重点的な
補助金による支援を行い、世界のトップクラスの
生産工場が誕生している。
だが、世界市場にメイドインチャイナが溢れた
後は、鉄鋼や造船同様に野放図な設備投資の
結果、深刻な過剰生産に陥り、在庫増に苦しむ。
3月初めには、太陽光発電設備メーカーの上海
超日太陽能科技の社債の償還が出来ず破綻。
日の出の勢いを備えていたクリーンエネルギー
関連業界は一転して、過去の過剰投資の咎めに
苦しみ、４～６月には４２億ドル（約４３６４億円）と
前四半期の１０倍にも達する返済に直面している。
再生エネルギー業界を中心に、デフォルトが
相次ぐ可能性が懸念されている。
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