昨年12月に韓国統計庁が発表した2013年度の
営利企業に関する報告書では、全企業数の0.8％
しか存在しない大企業4223社が、国の総売上額に
占める割合が64.4％となっている。
１％の企業が全売上高の２/３を占めているのだ。
大企業4223社の総売上額は2659兆ウオン（約291
兆円）となっており、財閥への偏りが甚だしい。
一方、中小企業数は50万2000社で全企業数の
99.2％で、総売上額は1473兆ウオン（約161兆円）。
1997年の金融危機を経て、国は経済の建直しに
備えて財閥に資本を集中させ、外国から多くの
技術やノウハウ、人材を手段を選ばずに掻き集めて
模倣し、集中投資で生産能力を巨大化させ、輸出
産業を育てる産業モデルを構築し、持続されている。
POSCOやサムスン、現代自に代表される大財閥と
いえども、この間、製品の柱に育てられた技術は
一つとして無く、次が見えないままに迫りくる危機に
焦り、身を焦がす日々が続く。
GDP比では日米独を上回る研究開発費を投じて
いても、備えているDNAの体質がパクリになれて
しまっていては独創的な発明は生れまい。
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