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2011年3月11日午後2時46分に発生した
東北地方太平洋地震では、マグニチュードが
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9.0という世界の記録では4番目の地震だった。
これにより引き起こされた津波の高さは7.3mが
記録されたが、備えていた検潮器が働かなかった
地域では10mに達したと推定される所もある。
海溝型の地震では、マグニチュードに比例した
津波の大きさが想定されている。
3月11日の地震記録では栗原市を始め宮城県
地方では震度7の揺れであった。
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しかし、1605年に発生した「慶長地震」では
様相が全く異なっている。
研究者の調査では、「慶長地震」では最大で
震度4であり、10mの津波が襲った高知県や
三重県での揺れは震度3程度であったとされる。
この原因は、東南海地震の発生源となる南海
トラフに沿って「付加体」と呼ばれる柔らかい
地盤が存在し、これが揺れの波を吸収したのだ。
小さな揺れでも油断できない危険性を備えた
南海トラフを震源とする地震には注意が必要だ。
津波の発生に備えた観測体制の強化が不可欠だ。
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