EU圏の雄、ドイツ経済の様子がおかしい。
堅調さを備えている筈のドイツの4~6月期の
GDP成長率が、前年同期比でマイナス0・1%に。
3四半期ぶりのマイナス成長だという。
理由は、米中貿易戦争の煽りを受けて、
ドイツの主力輸出産業の自動車産業と工作
機械産業などの製造業が大きく影響を受けて
不振だったこと。
特に、2018年度も3年連続で世界一の販売
台数を誇り、中国市場でも最大の販売力を
備えているフォルクスワーゲン(VW)が苦戦
していることが大きいとされる。
中国の自動車販売台数は、8月も前年比で
7%のマイナスとなっており、これで14ヶ月
連続のマイナスが続く泥沼になっている。
ユーロ圏でも、域内の4~6月期のGDP伸び率が
0・2%に止まっており、前期から半減している。
これを受けて、欧州中央銀行は、3年半ぶりと
なる利下げに踏み切る。
フランクフルト12に開催される理事会で、
景気回復に備えた追加の金融緩和策を協議し、
金利を現在のマイナス0・4%からマイナス
0・5%に引き下げる方針。
銀行が、中央銀行から資金を借り出すと
利息が付いてくるというマイナス金利。
米FRBの利下げに続く利下げで、日本銀行の
対応が注目されている。
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