韓国の、対日報復のやり玉として日本から
輸入している石炭灰の放射能線量検査を
9月1日から強化した。
韓国では、セメント製造に必要な石炭灰を
日本からの輸入に頼っており、統計では2009
年から今年上半期までの約10年間に輸入した
石炭灰廃棄物計1182万7000トンのうち、
1182万6000トンとほぼ全てが日本産。
自然界に存在する放射性同位体は、石炭内にも
閉じ込められて存在するが、燃焼後の石炭灰の
中には濃縮されて残り、通常の土壌より5倍、
石炭そのものより10倍程も濃縮されるという。
世界各国に埋蔵されている石炭の備えている
放射性元素は、産地により線量に差がある。
米国産の一部には、高い線量を示す石炭の
存在は確認されているが、他はほぼ不明。
日本の輸入統計によれば、大半が豪州産や
インドネシア産で、米国産は2013年度は
3・5%だったとされる。
現在の通関前に行われる放射能と重金属の
検査出の基準値は、0・3μSv/ h(マイクロ
シーベルト/時間)以内となっている。
従来は、3ヶ月に1度の検査が、9月からは
毎回となり、不適格品は返送となる。
9月から実施された検査での初回は、0・14
μSv/ h程度で検査をクリアーしている。
韓国内のセメントメーカーは、もし日本産が
使用できないと工場が止まるとパニックに。
メーカーは、不測の事態に備えて、以前に
処分した埋めた地からの回収など、対策に
追われているという。
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