1929年11月18日、ニューファンドランド島南方で
M7.2の地震が発生した。
この地震がカナダの大西洋岸のすぐ沖で起きた
ときに、カナダの大陸斜面にあった12本の海底
電線が、上から順番に切れて28ヶ所で切断された。
原因は、海底で発生した大規模な地滑りだった。
切断された陸側に最も近い海底電線から一番下の
電線までの距離は1100Kmにもなった。
「海底地滑り」は水深5000m以下まで、1000Km
以上も距離を13時間かかって滑り落ちていた。
最大時速は100Kmを超えていたとされる。
2009年(平成21年)8月11日静岡県御前崎沖の
フィリピンプレート内で発生した逆断層型の地震で
津波も発生したが、海底地滑りを発生させたため
2倍を超える高さの津波が襲って来た。
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