大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

長周期地震動の怖さ

2016年01月05日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


高さ6 0 m を超える超高層建築物の固有周期は、

高さ100m で2 秒程度、高さ3 0 0 m では5~ 6 秒

程度となる大きな揺れの周期となる。

また、大型の石油タンクでは、タンク内の石油量に

より、概ね4~ 10 秒程度の固有周期を持つ。

超高層建築物や大型の石油タンク等に被害を

もたらす恐れのあるのは、2~ 10 秒程度のやや

長い周期の長周期地震動だ。

長周期地震動は、マグニチュードが大きくなると

振幅が急激に増大する特徴がある。

また、長周期地震動の主成分である表面波は、

震源が浅いほど強力になる。

このため、凡そマグニチュード7 以上の規模で、

海溝型地震や内陸の活断層で起きる地震の

ように震源が浅い地震では、長周期地震動に

よる被害の発生が懸念される。

また、長周期地震動は、周期の短い波に比べて

減衰し難く遠くまで伝わり、厚い堆積層がある

大規模平野では、長周期地震動による揺れが

大きくなる。

一方、建物には固有の揺れやすい周期(固有

周期)があり、超高層建築物の固有周期は、

建物の高さが高くなるにつれて長くなる。

このことから、個々の超高層建築物の高さから

その建築物の大体の固有周期の把握が可能だ。

高さ100m 程度の建物で固有周期が2秒程度、

日本で最も高いビルの高さ300m 程度になると

その固有周期は5~ 6秒程度である。

建物の固有周期が地震動の卓越周期と近い

場合には建物は揺れやすく、地震動に揺すられ

続けることで共振が起り、建物の揺れは次第に

大きくなる。

長周期地震動は、短周期の地震動に比べて

揺れの継続時間が長いため、振幅が小さくても、

建築物の固有周期に近い卓越周期の長周期

地震動が入力すると、その建築物は共振により

大きく揺れることとなる。

なお、超高層建築物の揺れは、低層階よりも

高層階が大きくなる。

発生が予測される南海トラフ沿いの巨大地震は、

地震規模がM 8〜9 クラスと大きく、また、東北

地方太平洋沖地震が発生した日本海溝沿いの

地震に比べて震源域が浅い上に陸地に近いため、

長周期地震動が強く発生する可能性が高い。

このため、高層ビルや石油タンク等が多く立地して

いる三大都市圏の平野部では、長周期地震動に

よる被害が懸念されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?





W.ヒューストン DVD



マイケル DVD


Javari.jp レディース



  






gooリサーチモニターに登録!