大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

習政権、「電力閥」利権の摘発に矛先

2014年06月19日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


中国の石油と天然ガスを始めとする国の資源を

我が物にし、中国共産党中央政治局常務委員と

して権力を欲しいままにした周永康とその側近に

対する巨額の汚職資金を対象にした追及で、

昨年末に13匹の大トラに標的が絞られ、3月の

全人代以降に内容が公表されるとされていた。

だが、年半ばになっても全容は明らかにされない。

依然として中央に大きな勢力を備えている江沢民、

曾慶紅グループとの綱引きが続いているようだ。

石油などのエネルギーに並ぶ資源閥である

電力閥に対する同様の追及が加速している。

毛沢東と共に革命を指導した周恩来の養子で

元首相の李鵬の子の李小鵬と娘の李小琳は

発電から送電・配電まで国の全ての電力事業から

行政までを牛耳り、利権集団の国家電網は世界の

グローバル企業ランキングでトヨタを凌ぐ7位に

ランクされる資産力を備えている。

党政治局中央委員に就任している李小鵬を

頂点とする電力閥組織の幹部を、汚職を取り

締まる共産党中央規律検査委員会が次々と

摘発し、追及の手を強めており、李一族が追い

詰められていると報じられている。

国の内外での習近平の強面は、権力基盤が未だ

強固さを備えていないことの裏返しだとの見方も。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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