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糖尿病には、ウィルス感染などにより膵臓機能が
損傷してインスリンが分泌されなくなったり、分泌
量が低下して発症する「糖尿病Ⅰ型」と、日本人の
糖尿病患者の95%を占める「糖尿病Ⅱ型」がある。
「糖尿病Ⅱ型」は、中高年齢層に多く見られ、発症
原因の多くは食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足や
ストレスなど生活習慣に由来することが多い。
だが、この発症要因で第一子の方が高いという
研究結果が発表されている。
ヨーロッパ系の中年男性(平均年齢45.6歳)で
肥満度を示すBMIの平均が27.5の肥満気味の
第一子26人と第二子24人で比較実験をした。
身長と血圧、体脂肪率などに差はなかったが、
体重では第1子の方が平均6.9キロ重く、また
BMIも1.6ポイント大きかった。
空腹時にブドウ糖を与えて、血糖値を下げる
働きを備えたホルモンのインスリン感受性試験の
結果、第1子群の方が感受性が33%低かった。
感受性が低いと血糖が高い状態が続き糖尿病に
成り易く、インスリン感受性の低さは肥満でない
中年男性でも高血圧や脳卒中、がんの発症の
危険因子になるとされている。
なぜ第一子の方がリスクが高くなったかは不明
だが、少子化で第一子の割合が増えるので
リスクを理解して健康管理をすることが必要だ。
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