大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

人民元安が不動産バブル崩壊の引き金に

2014年04月12日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


人民元が対ドルで下落を続けている。

3月17日、中国人民銀行は元の対ドルレートの

変動幅を1%から2%へ拡大実施した。

21日にはドル高元安の1ドル=6.1475元と

今年の最元安値を記録した。

2月半ばでは、1ドルが6.06元程度であったが

4月4日には、6.2118元と約2.5%下落。

元安は輸出産業には有利性を備えてはいるが

現在の中国経済の環境からは望ましくないとの

専門家の指摘が出ている。

国内経済の失速懸念による流入資金の減少。

国内の人件費上昇や社会不安により進出企業の

減少と安定性と有利性を備えた国への逃避。

米連邦準備制度理事会(中央銀行、FRB)の

量的緩和(QE)を縮小に伴う大規模な資金の

流出も予測されている。

4月以降、来年末までに10%の下落予想も。

大幅な元安は中国資産の再評価をもたらし、高値

水準の不動産価格の下落、バブルの崩壊の

引き金に可能性を備えているとする。

浙江省の不動産開発会社の破綻、北京や広州

での住宅販売価格の下落や投売はその予兆だ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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