５月６日に茨城県と栃木県でＦ３の強度を備えた
竜巻がほぼ同時に３本並列して発生した。
藤田スケールでＦ３は風速７０～９２ｍ/ｓだ。
国内の過去のＦ３の記録では、１９９０年から
２００６年に９人の死者を出した北海道佐呂間町の
竜巻まで３件が報告されている。
猛烈台風並みの強さを備えた竜巻が、何の
前触れもなく)突然襲って来る恐ろしさは大変だ。
昨年、１００年ぶりとなる年間に５５０人もの竜巻に
よる死者を出した米国では、最盛期の５～６月を
待たず３月から竜巻が猛威を振い出している。
３月上旬に中西部から南東部の諸州で４０人の
死者が出ており、月間の竜巻発生件数が２２３件と
平年の８０件のほぼ３倍になっている。
４月１４～１５日にはオクラホマ州など４州で
９８件もの竜巻が発生して猛威を振るった。
３月の全米の平均気温が１８９５年以来最高と
なり５．６℃と平年を３．３℃も上回ったという。
活発な上昇気流を発生させる気温の温暖化は
竜巻の発生の引き金となる条件を備えている。
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