満腹なのに、デザートやスウィーツに手を出す。
バイキングスタイルのホテルでは、食べられる
かと周囲が心配するほど取って食べ、更に果物や
ケーキと次々に口に入れる大食漢に出会うことも。
太っているから良く食べるのか、良く食べるから
太るのかは兎も角、過食が肥満原因には違いない。
オレゴン研究所の新しい研究では、過食の原因は
食物を口にする快感が他の人より少ないことによる
可能性があるとの報告をしている。
食べたことの快感が満足感に結びつかないのだ。
ドーパミン・ニューロンが備えている反応が鈍い
ために、満足感を得るまで過剰に食べるのだ。
食べることの満足感が少ないことが更なる食べる
ことで満足感を満たそうとする。
アルコール中毒患者が、酔うために酒量が増えて
行くことと同じだとする。
米食品医薬品局（FDA）は「抗肥満薬」の新薬の
Qnexaの発売を認可した。
Qnexaは、既存の食欲抑制剤とてんかん薬との
２種類の薬剤を合成して造られている。
この薬は、満腹感を感じさせるドーパミン報酬系の
働きを促進させる効果を備えている。
肥満に悩む人には頼もしい助っ人だ。
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