仕事始めを迎えたばかりの日本列島は、いきなり寒波に
見舞われて、景気と共に寒い初仕事のなりました。
５日には猛吹雪で北海道のえりも町では車３０台が
雪に閉じ込められる事故も発生しています。
お隣の中国では、もっと深刻な雪害が発生しています。
黒龍江省では列車が吹雪で視界が悪いために、安全に
備えて停止したところ、今度は降り積もる雪に埋もれて
しまって、救出されるまで丸一日閉じ込められています。
昨年の１１月頃から例年以上に低温が続いているために
１２月からは暖房に使われる電力の需要が急増しており
軒並み２０～３０％の需要増になりました。
中国では、ほとんどの発電所は石炭を燃料にしています。
しかし、石炭の産地は中国の北部地域と内陸部など
電力需要の高い沿岸部からは遠く離れています。
このため寒波や降雪などで道路や鉄道による輸送に支障が
発生するとたちまち石炭の供給が不安定になります。
輸送条件が悪くなる冬場に備えて石炭の在庫量を積み増す
前に消費が急増して、在庫量が減少している所に、今回の
寒波が来襲し、輸送網が寸断されたために、既に湖北省では
１/３の工場が操業停止に追い込まれています。
政府も非常事態に備えて、電力を多く使用する企業を
中心に電力使用量を制限する措置をとると発表しました。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」です。
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