大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

トラ、虎、寅歳 おめでとうごさいます

2010年01月04日 | Weblog


     



新年 あけまして おめでとうございます。 

今年は寅年、干支では庚寅(かのえとら・こういん)の

年となります。      

日本列島内では動物園など以外では生きているトラを

見かけることはありませんが、一万年以上前の更新世には

トラが日本列島でも生息していた可能性が出ています。

大陸との間が氷で陸続きになった間氷期に大陸から

歩いて渡ってきたトラが生息していたのでしょう。

古代中国では、方位や時間などを表す十二支の中に

ネズミから数えて3番目に登場しますが、方位では

トラは白虎として西の方角を司る霊獣として、東の霊獣の

青龍と相対しています。   

時間では、午前3時から5時までの時間帯を表します。

寅の刻と呼ばれるこの時間帯は、夜明けが近づく時間

でもあるために、一日の始まりに備える時間帯として

非常に大切な時間に当ります。

日本人固有の言葉として通じるトラでは、酔っ払いの

トラやフーテンの寅さんなどがお馴染みですが、中国では

ことわざの中で数多く登場しています。

特に注目されるのは、猛獣で恐ろしい動物の印象が非常に

強いですが、トラは千里を行って千里を帰る、や虎の子

渡しなどがあります。     

千里の先まで行っても、子供を思ってその日の内に帰って

来るとか、子供を育てるのに親のトラは非常な苦労を

重ねることなど、親の情愛をhttp://daikokusan.com/125/133/た動物にされています。

虎の威を借りることは歓迎しませんが、せめて日本も

虎に翼と言われるほどの国になりたいものです。 

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