うろ覚えライフ。

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倖田騒動-「倖田バッシング」批判

2008年02月07日 | 芸能ログ
naojii:




○「ネットでバッシング煽るバカ」 倖田騒動を勝谷が猛烈批判



   『 ラジオ番組での「暴言」で、CM中止やテレビ番組での涙ながらの謝罪にまで追い込まれた歌手の倖田來未さん。ネット上では、マスコミに先んじて騒動になっており、これがスポンサー企業の「自粛」につながったといった見方も出ている。そんな中、コラムニストの勝谷誠彦さんが「ネットでバッシング煽るバカがいる」という発言をテレビで繰り返し、またネット上で新たな騒ぎになっている。・・・


   ○勝谷誠彦氏のコメント

    「僕はね、最近ね、こういうブログの炎上とか凄く多いじゃないですか。僕は非常にね、ある種のイジメだと思いますね。もちろんそれはそれで、『ごめんなさい』って謝ればいいんですよ。(倖田さんは)悪意持ってない。僕は非常にね、こういうイジメのような世の中の動きはきらいだね!」

    「(倖田さんへのバッシングを批判するようなことを)言うとバカからいっぱいメール来るんですよ。いくらでも送りやがれと思ってるんだけれども」

    「僕はこのメーカーやなんかにですね、ほとんどはですね、ネット上なんかにメーカーのURLが張られていて、ここに送ってもっとバッシングしてやれっていうことで煽ってるバカがいるわけですよ。そういうものに、冷静に対応できないですぐに事なかれで済むと思ってるメーカーもね、ちょっと僕はおかしいと思うし、勿論それに、尻馬に乗ってバッシングやってるバカどもはいうまでもないけどもね!」 』・・・





 倖田來未さん、TVで、涙ながらの謝罪インタビューをやったようですね。『「申し訳ありませんでした」というストレートな言葉は少なく「軽はずみだった」「軽率だった」といった言葉を繰り返し口にした。‥』ということらしいです。つまり、本人にしてみれば、例えれば、スーパーの前の立ち話での俗な世間話が、実際は、公共の電波に乗っていて、無責任な冗談まじりの軽口の世間話が、世の中全域に広がっていて、たった一言のタワゴトが大騒ぎになり、自分の仕事分野での重大ミスに繋がってしまった、という事に驚き猛省している、ということなのでしょう。深夜ラジオのバラエティー番組での軽い一言が、まさかこんな大騒ぎの重大事に発展するとは思いもしなかった、迂闊だった、というのが本音でしょうね。

 倖田叩きに熱心なネット住民たちに取っては、一部の、はじめに真面目に抗議・批判意見を入れた人たちを除いて、自分たちの面白がりやストレス解消の道具としての、格好の生け贄が目の前に現れたので、舌なめずりして袋叩きに興じた‥、みたいなことではないだろうか。という感じも僕は受けている。

 倖田來未さんは今や歌姫としては女王の座に居て、稼ぎも相当な額にのぼる絶対のセレブに見えるし、TV番組での態度も見ようによれば、態度がデカく見える。タレント有名人としては、今は最強勝ち組の一人に見える。ネットの向こうに居る、正体の見えない大勢のシャドーXたちにしてみれば、有名人に一つでも落ち度があれば徹底的に攻めて責めて叩いて、絶対勝ち組者が打ちひしがれ落ち込む姿が見たい。ニュースの続報で、攻める標的がしおれていると知れば、自分らの攻撃の効果に手応えを感じ、満足感を得る。それで、自分らの日頃鬱屈した気持ちが少しでも晴れる‥。そういうもんなんじゃないかなあ。

 僕はいちいち批判や苦情のクレームメールやコメントを入れたりはしませんけど、解るような気もするなあ。ネットで叩く人たちの気持ちはシンパシーみたいなものも感じたりする。

 倖田來未さん、有名税ですよ。ちょっとやり過ぎかな、の感のある高過ぎる有名税。やっているのは熱心な倖田來未さんのファンではなくて、タレント倖田來未なんてどうでもいい、たいして興味もない視聴者・聴取者・ネット住民たちでしょう。アンチ倖田來未も居る。倖田來未さんは格差社会に苦しむ庶民の、ウサ晴らしの道具にされただけですよ。こんな時くらいしか大衆のパワーを見せ付ける機会はないじゃないですか。市民運動なんて政治権力の前では、踏み潰されそうに弱いものだし。まあ、言ってみれば、これも庶民の微々たる力が大企業の巨大な力を後退させることが出来た‥CM中止というささいなものではありますけど‥。
 
 倖田來未さんもTVの放映で涙を見せてきちんと謝ったし、これでバッシングの火の手も納まるでしょう。みんな泣くのが見たかったのかも知れない。恥ずかしながら僕にもそーいうとこあるし。僕も含めてみんな子供なのかも知れないですねえ。子供がクラスで人気のある可愛い娘を泣かしたいよーな。でも僕は、倖田來未はタイプではありませんが。

 勝谷誠彦さんて、TVの討論番組やワイドショーのコメンテーターで、よく過激発言をしてる人ですよね。本来はジャーナリストなのかな。結局、ジャーナリストって、情報を探し情報を見つけ情報を公表して金銭を得ている人であり、物事を行う当事者ではない。当事者のスキャンダルをスクープして公表する仕事の人であり、そういう意味ではある意味、無責任な立場の人だ。評論家と同じで、実際に何らかの役目に就いて物事を為す、役目の仕事に責任ある立場ではなく、あくまで、それについて何だかんだと理屈をこねて評論するだけの人だ。ネット住民たちを馬鹿呼ばわり出来る程、偉い位置に居る人には思えないけどな。立場は、50歩100歩まで行かなくとも10歩100歩くらいでないかい(んー、5歩100歩かも‥)。まあ、ジャーナリストの仕事に身体を張っているのかも知れませんけど。

 僕、橋下徹さんと、タイプは少し違うけど、似たものを感じるなあ。橋下さんよりも性格的に難しそう(タチが悪そう)な。

 タチが悪い、なんて言ったら怒られるな。橋下さんは元々弁護士だし、地方政治のトップという実業に就いて、これから大変だろうし、勝谷誠彦さんは過激な発言が時に痛快だし、勝谷誠彦さんのパフォーマンスは、ひょっとしたら、コメンテーターとして売れて行くための、いわばカンニング竹山のキレ芸みたいなものかも知れない。世相系情報系バラエティー番組のコメンテーターは数多いし、後からどんどん出て来るし、もう芸能人のノリで、独自性をアッピールして行かないとTVの中で生き残っていけないのかも知れない。

 
コメント
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