中国当局が地震発生を予知していながら、北京五輪前に市民が混乱状態に陥ることを恐れて情報を隠蔽したとの批判もネット上に流され、地震予測研究所の研究員が、中国国営新華社通信に「どこの国も専門家も正確な地震予知は不可能」と否定する一幕もあった。
■世界一の地震大国の日本でも、実際には地震予知などは不可能だと言われていますなあ。莫大な予算を投じてあれこれと調査をして集めたデータから、巨大地震の発生を推論したとしても、専門家と政治家が集まる連絡会での話し合いで、本当に予知情報を発表できるかどうか?誰にも分からないそうですなあ。大外れになった場合の責任問題を怖れる総理大臣などが座長になっていたら目も当てられませんぞ。チャイナでは、各種の占い術が考案されていて、それに風水術を合わせれば天変地異を予測できると言い張っている商売人も多いようです。
■既に、チャイナでも日本でも、「予言が的中した!」と騒ぎ出している商売熱心な人も居るようですが、まだまだ地球物理学が扱うタイム・スケールは、政治家や官僚が扱えるほど短くはなっていないのですから、誰かさんの占いなどに熱中するよりも、せいぜい住宅の耐震工事に努めつつ、家族との連絡方法やら3日か1週間分の飲料水を用意して、いざっという時の心構えをしておく方が賢いでしょうなあ。
中国公安当局はネット上で発見した40件以上の地震に関する“デマ”をもとに捜査を進め、16日までに扇情的な発言を広め、政府に対する国民の信頼を損なったなどとして、関与した2人を拘留、2人に謝罪文の提出を求めたほか、13人に警告処分を下した。強硬姿勢の背景には、国内外の反応をにらみながら震災への対応にあたっている最中、パニックが政府批判へ向かうことを防ぐ意図がうかがえる。
2008年5月16日 産経ニュース
■有名な『三国志』も、大戦乱の切っ掛けを作ったのは、陰陽五行説を曲解して「蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉」と占ってみせた大賢良師やら天公将軍を自称した張角という男が作ったカルト集団による暴動でしたし、元朝を北に追いやって明朝を開いた朱元璋も、元を質せばカルト教団の使い走りから出世した男でした。前のが黄巾族で、後のが紅巾族でしたが、今の北京政府が最も怖れているのが仏教と道教と太極拳を突き混ぜた法輪功という新興宗教集団というのも、長い歴史の影響なのでしょう。大地震のパニック心理からデマが広がって、理由も分からない大量殺人事件が起こることもありますから、早めに安全な水と十分な食事と睡眠が取れる体制を作るべきでしょうなあ。間違っても「チベット人が水源に毒を入れた!」などという悪質なデマは流れて欲しくないものです。
中国紙、南方都市報は16日までに、四川大地震で救援部隊の被災中心地入りが1976年に河北省で起きた唐山地震より遅かったとする評論を掲載した。四川大地震は山岳部で発生、交通が遮断されるなどして救援に遅れが出ていたが、中国紙が指摘するのは異例。筆者は、ドキュメンタリー「唐山大地震」を執筆した銭鋼氏。早急に被災地入りして救援活動に当たることが第一だとし、救援隊員を「唐山地震時のような徒手空拳」で現地入りさせてはならないと指摘した。
2008年5月16日 産経ニュース
■有名な唐山地震での被害者は24万人と多くの本に書かれているようですが、一説には70万人以上とか、100万人に近い、などの異説が今でも消えないようです。何せ、大本営発表に負けない共産党発表の数値ですからなあ。それに人命軽視の伝統も禍して丹念に犠牲者の数を確かめたとも思えません。かなりの政治的バイアスが掛かった数値を発表していたと考えた方が良さそうです。今回も被災地の地方政府は被害を相当に小さく見積もって発表したとて、被害者は激怒しているようですからなあ。
■世界一の地震大国の日本でも、実際には地震予知などは不可能だと言われていますなあ。莫大な予算を投じてあれこれと調査をして集めたデータから、巨大地震の発生を推論したとしても、専門家と政治家が集まる連絡会での話し合いで、本当に予知情報を発表できるかどうか?誰にも分からないそうですなあ。大外れになった場合の責任問題を怖れる総理大臣などが座長になっていたら目も当てられませんぞ。チャイナでは、各種の占い術が考案されていて、それに風水術を合わせれば天変地異を予測できると言い張っている商売人も多いようです。
■既に、チャイナでも日本でも、「予言が的中した!」と騒ぎ出している商売熱心な人も居るようですが、まだまだ地球物理学が扱うタイム・スケールは、政治家や官僚が扱えるほど短くはなっていないのですから、誰かさんの占いなどに熱中するよりも、せいぜい住宅の耐震工事に努めつつ、家族との連絡方法やら3日か1週間分の飲料水を用意して、いざっという時の心構えをしておく方が賢いでしょうなあ。
中国公安当局はネット上で発見した40件以上の地震に関する“デマ”をもとに捜査を進め、16日までに扇情的な発言を広め、政府に対する国民の信頼を損なったなどとして、関与した2人を拘留、2人に謝罪文の提出を求めたほか、13人に警告処分を下した。強硬姿勢の背景には、国内外の反応をにらみながら震災への対応にあたっている最中、パニックが政府批判へ向かうことを防ぐ意図がうかがえる。
2008年5月16日 産経ニュース
■有名な『三国志』も、大戦乱の切っ掛けを作ったのは、陰陽五行説を曲解して「蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉」と占ってみせた大賢良師やら天公将軍を自称した張角という男が作ったカルト集団による暴動でしたし、元朝を北に追いやって明朝を開いた朱元璋も、元を質せばカルト教団の使い走りから出世した男でした。前のが黄巾族で、後のが紅巾族でしたが、今の北京政府が最も怖れているのが仏教と道教と太極拳を突き混ぜた法輪功という新興宗教集団というのも、長い歴史の影響なのでしょう。大地震のパニック心理からデマが広がって、理由も分からない大量殺人事件が起こることもありますから、早めに安全な水と十分な食事と睡眠が取れる体制を作るべきでしょうなあ。間違っても「チベット人が水源に毒を入れた!」などという悪質なデマは流れて欲しくないものです。
中国紙、南方都市報は16日までに、四川大地震で救援部隊の被災中心地入りが1976年に河北省で起きた唐山地震より遅かったとする評論を掲載した。四川大地震は山岳部で発生、交通が遮断されるなどして救援に遅れが出ていたが、中国紙が指摘するのは異例。筆者は、ドキュメンタリー「唐山大地震」を執筆した銭鋼氏。早急に被災地入りして救援活動に当たることが第一だとし、救援隊員を「唐山地震時のような徒手空拳」で現地入りさせてはならないと指摘した。
2008年5月16日 産経ニュース
■有名な唐山地震での被害者は24万人と多くの本に書かれているようですが、一説には70万人以上とか、100万人に近い、などの異説が今でも消えないようです。何せ、大本営発表に負けない共産党発表の数値ですからなあ。それに人命軽視の伝統も禍して丹念に犠牲者の数を確かめたとも思えません。かなりの政治的バイアスが掛かった数値を発表していたと考えた方が良さそうです。今回も被災地の地方政府は被害を相当に小さく見積もって発表したとて、被害者は激怒しているようですからなあ。