いまさらながらの原点回帰
あの世に聞いた、この世の仕組み
あるとも言えず、ないとも言えず
アウルズさんに出社するようになってから、なぜだかとても忙しくなってきました。
デスクをお借りしたのは、忙しくなってきたからでも、これから忙しくしようと思ったからでもなく、ただ、ちょっと環境を変えてみようかな、ぐらいのものだったんです。
でも、おもしろいものですね。
なんてことのない、ちょっとした変化があるだけでも、日常の流れはダイナミックに動き出して、思いもしなかった出来事が次から次に展開していく。
たった数週間の間に、あれやこれやがありまして、ただいま二冊の本作りに着手しております。
皆様ご存じの通り、僕の筆の進みというのは、ホントに気まぐれなものでして、書籍どころかブログの更新もままならぬという(笑)
別に、「書きたくない」とか、「出し惜しみしている」というつもりはないんですよ。
日々、「お!これはいい表現方法が見つかったぞ!」とひらめき、その勢いのまま「よし書くぞ」となるのですが、その直後に、書こうとしていた内容がすでに書かれている本を見つけちゃうんです(笑)
もうね、ビックリするぐらい「そのまんま」だったり、「うわ、悔しいけど、こっちの表現の方が適切だし面白いわ」だったり。
そもそもが何千年も前から語られ続けてきたものだから、いまさら僕が思いつくようなものは、たいがい誰かが既に形にしてるんだよね。
そしたらさ、僕が書かなくてもいいわけじゃないですか。その見つけた本なり、その著者をご紹介すりゃいいわけで。
書いたら書いたで、「あ、それ、誰それのパクリっすね」ってなっちゃうしね。
そんなこんなで、結局書かずじまいという事が続いていたんです。
そんな僕がですよ、いよいよ軽快にキーボードを叩きだしました。
いつ書き終わるのかはわかりませんが、心が折れずに完遂できることを祈るばかりです。
ブログ更新のない日は、「きっと、今日もシコシコと原稿と向き合っているのだな」と、生暖かく見守っていただけると幸いです。
さて、それはさておき、先日の続き。
「玄(空)」と「玄のまた玄(無)」についてのお話。
様々な宗教で語られてきた、この「空(くう)」とか「無」のお話は、決して難しいことが話されているわけではないんです。
気づいてしまえば「なんだ、そんなことか」って拍子抜けするぐらいシンプルなことなんです。
じゃ、なんでなかなかわからないのかっていうと、「難しい」んじゃなくて、超絶「ややこしい」の。
で、この「ややこしさ」を解こうと、これまでもたくさんの方が言葉を残してくれているんだけど、そもそもの「ややこしさの原因」が、「言葉」なんです。
ややこしさを作りだしている、そのツールを用いて、こんがらがった観念を解こうとしているワケだから、聞けば聞くほど、余計にこんがらがってくるという。
まずは、この「ややこしさ」がなんなのかから、話を進めていきたいと思います。
「ない」がある
「ある」がない
上記の2つは、ワケがわかりません。
だって、「ない」は無いから「ない」なわけだし、「ある」は有るから「ある」なわけだし。
だったら、「ない」があることも、「ある」がないことも、ないじゃないかと。
これが、「空」と「無」のお話が、よくわからなくなる原因のひとつです。
「無い」が有る
と聞くと、「ん? 何を言っているの?」ってなるけど、僕らは結構日常でもこの文脈は使っていたりするんです。
例えば、「空間がある」という言い回し。
(物理学とか哲学とかを持ち込めば、そもそもの言葉の定義も不明瞭なままですが)日常的な感覚で使われる「空間」っていうのは、「何も無い」ことや「あいている所」を指しているのですから、結局は、「空間がある」ってのは「“ない”がある」と言っているわけです。
ね。結局、「空間」は、あるの? ないの?
あるっちゃあるし、ないっちゃないよね。
で、ここから話を戻して、「空(くう)」っていうのは、特殊な次元の話をしているわけではなくて、単に「からっぽ」と言っているだけなんです。
で、「無」っていうのは、そのまま「無い」と言っているだけなんです。
この後もお話は続きますが、ひとまず、ちょっとだけ考えてみてください。
「からっぽ」と「無い」は、イコールでしょうか?
【トークライブ・インフォメーション】
平日のお話会「月イチ☆」、11月開催分の受付を開始いたしました。
平日のお話会「月イチ☆」(東京)
11月25日(水)19:30~21:30(19:00会場)三鷹産業プラザ 7階 701会議室[詳細・お申し込み]
平日のお話会「月イチ☆WEST」(京都)
11月27日(金)19:30~21:30(19:00会場)ハートピア京都 第5会議室[詳細・お申し込み]
平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋)
11月26日(木)19:30~21:30(19:00会場)ウインクあいち 11階 1101会議室[詳細・お申し込み]
*****
梅田の蔦屋書店さんでのトークイベント、第2弾!
大阪、梅田駅直結にするルクア イーレの9F 、梅田蔦屋書店さんのお誘いを受けて開催した朝のお話会。
ご好評につき第2弾を開催!
リアル書店さんのスペースをお借りしてのイベントですので、「人生を変える本との出会い」をテーマに、僕がオススメする書籍の魅力や、精神世界の勘所などのお話をする予定です。
開催は平日の午前中ですので、参加できる方も限られるかとは思いますが、よろしければ遊びに来てください。
雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』Vol.2
11月27日(金)10:00~11:30(9:30開場)梅田 蔦屋書店 4th ラウンジ [詳細・お申し込み]
*****
※パソコンや携帯電話からのお申し込みが面倒、わからない、という方には、ファミリーマートさんの情報端末「ファミポート」でのお手続きをオススメしております。
ご利用方法については【コチラ】をご参照ください。
←「押す」というのは、「押すという意志がある」のでしょうか、「押さないという意志がない」のでしょうか。
デスクをお借りしたのは、忙しくなってきたからでも、これから忙しくしようと思ったからでもなく、ただ、ちょっと環境を変えてみようかな、ぐらいのものだったんです。
でも、おもしろいものですね。
なんてことのない、ちょっとした変化があるだけでも、日常の流れはダイナミックに動き出して、思いもしなかった出来事が次から次に展開していく。
たった数週間の間に、あれやこれやがありまして、ただいま二冊の本作りに着手しております。
皆様ご存じの通り、僕の筆の進みというのは、ホントに気まぐれなものでして、書籍どころかブログの更新もままならぬという(笑)
別に、「書きたくない」とか、「出し惜しみしている」というつもりはないんですよ。
日々、「お!これはいい表現方法が見つかったぞ!」とひらめき、その勢いのまま「よし書くぞ」となるのですが、その直後に、書こうとしていた内容がすでに書かれている本を見つけちゃうんです(笑)
もうね、ビックリするぐらい「そのまんま」だったり、「うわ、悔しいけど、こっちの表現の方が適切だし面白いわ」だったり。
そもそもが何千年も前から語られ続けてきたものだから、いまさら僕が思いつくようなものは、たいがい誰かが既に形にしてるんだよね。
そしたらさ、僕が書かなくてもいいわけじゃないですか。その見つけた本なり、その著者をご紹介すりゃいいわけで。
書いたら書いたで、「あ、それ、誰それのパクリっすね」ってなっちゃうしね。
そんなこんなで、結局書かずじまいという事が続いていたんです。
そんな僕がですよ、いよいよ軽快にキーボードを叩きだしました。
いつ書き終わるのかはわかりませんが、心が折れずに完遂できることを祈るばかりです。
ブログ更新のない日は、「きっと、今日もシコシコと原稿と向き合っているのだな」と、生暖かく見守っていただけると幸いです。
さて、それはさておき、先日の続き。
「玄(空)」と「玄のまた玄(無)」についてのお話。
様々な宗教で語られてきた、この「空(くう)」とか「無」のお話は、決して難しいことが話されているわけではないんです。
気づいてしまえば「なんだ、そんなことか」って拍子抜けするぐらいシンプルなことなんです。
じゃ、なんでなかなかわからないのかっていうと、「難しい」んじゃなくて、超絶「ややこしい」の。
で、この「ややこしさ」を解こうと、これまでもたくさんの方が言葉を残してくれているんだけど、そもそもの「ややこしさの原因」が、「言葉」なんです。
ややこしさを作りだしている、そのツールを用いて、こんがらがった観念を解こうとしているワケだから、聞けば聞くほど、余計にこんがらがってくるという。
まずは、この「ややこしさ」がなんなのかから、話を進めていきたいと思います。
「ない」がある
「ある」がない
上記の2つは、ワケがわかりません。
だって、「ない」は無いから「ない」なわけだし、「ある」は有るから「ある」なわけだし。
だったら、「ない」があることも、「ある」がないことも、ないじゃないかと。
これが、「空」と「無」のお話が、よくわからなくなる原因のひとつです。
「無い」が有る
と聞くと、「ん? 何を言っているの?」ってなるけど、僕らは結構日常でもこの文脈は使っていたりするんです。
例えば、「空間がある」という言い回し。
(物理学とか哲学とかを持ち込めば、そもそもの言葉の定義も不明瞭なままですが)日常的な感覚で使われる「空間」っていうのは、「何も無い」ことや「あいている所」を指しているのですから、結局は、「空間がある」ってのは「“ない”がある」と言っているわけです。
ね。結局、「空間」は、あるの? ないの?
あるっちゃあるし、ないっちゃないよね。
で、ここから話を戻して、「空(くう)」っていうのは、特殊な次元の話をしているわけではなくて、単に「からっぽ」と言っているだけなんです。
で、「無」っていうのは、そのまま「無い」と言っているだけなんです。
この後もお話は続きますが、ひとまず、ちょっとだけ考えてみてください。
「からっぽ」と「無い」は、イコールでしょうか?
【トークライブ・インフォメーション】
平日のお話会「月イチ☆」、11月開催分の受付を開始いたしました。
平日のお話会「月イチ☆」(東京)
11月25日(水)19:30~21:30(19:00会場)三鷹産業プラザ 7階 701会議室[詳細・お申し込み]
平日のお話会「月イチ☆WEST」(京都)
11月27日(金)19:30~21:30(19:00会場)ハートピア京都 第5会議室[詳細・お申し込み]
平日のお話会「でら☆月イチ」(名古屋)
11月26日(木)19:30~21:30(19:00会場)ウインクあいち 11階 1101会議室[詳細・お申し込み]
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梅田の蔦屋書店さんでのトークイベント、第2弾!
大阪、梅田駅直結にするルクア イーレの9F 、梅田蔦屋書店さんのお誘いを受けて開催した朝のお話会。
ご好評につき第2弾を開催!
リアル書店さんのスペースをお借りしてのイベントですので、「人生を変える本との出会い」をテーマに、僕がオススメする書籍の魅力や、精神世界の勘所などのお話をする予定です。
開催は平日の午前中ですので、参加できる方も限られるかとは思いますが、よろしければ遊びに来てください。
雲黒斎トークライブ『朝から梅田でアレのこと』Vol.2
11月27日(金)10:00~11:30(9:30開場)梅田 蔦屋書店 4th ラウンジ [詳細・お申し込み]
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※パソコンや携帯電話からのお申し込みが面倒、わからない、という方には、ファミリーマートさんの情報端末「ファミポート」でのお手続きをオススメしております。
ご利用方法については【コチラ】をご参照ください。
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