保科豊巳さんの作品展 2012年秋東御市

2012年10月02日 | 日々のこと
保科豊巳さんは母校の同窓である。と言っても保科さんの方が先輩であると言えないのが・・・・微妙な心理・・・・もっともただ今現役の東京芸術大学美術学部の教授であられる。

 今年の初夏母校の同窓会で講演をお願いし、そのご縁で後援会に入会させていただいた。

 今回作品展が東御市の梅野記念絵画館のふれあい館で開催されるにあたり、オープニングセレモニーのご案内をいただいた。

 講演をいただいとき、パワーポイントで作品を拝見しながらのお話であったが、私が今まで馴染んだ美術とは、遠い存在に感じたのだったが、芸術の世界とは既製観念から外れなければならないのかもしれないという、ささやかな感想が湧いたものだった。

 メモることも追いつかず、人様にその内容をご報告できない。

 今回、氏が展示してある作品を一つひとつ解説してくださった。
 まるで難しい問題が解けたように思えた。いゃあ実物を見ると・・・百聞は一見にしかずの言葉の通りかもしれない。

 とは言うものの、とてもとても追いつかない創造力に自分は凡人であると悟る。

 作品を見させていただいた後のお話の中で、世の中が発展とか開発していくとは、自然を犠牲にしていくものだというような言葉が、心に響く。そういう中で人間も身体の機能を失っていくのではと。

 道路の手摺の例を出されて、落ちないような身体の機能が弱くなっているのではのお話に、肝心の作品以上に感銘を受けたのでした。

 氏はもっと的確な言葉で表現されたと思うのだが、私の記憶力では感覚でしか残っていない、お許しを。

 作品展は2012年11月11日まで開催。基本的に月曜日は休館日。10月8日は開館9日は休館。
 絵画館から見える風景はすばらしい。林と明神池に囲まれ、遠くにみえる浅間山が借景となっている。そして明神池に添って、1992年に氏が製作した「結いの高欄道」が見える。

 今までなら、ただ通り過ぎてしまっていたかもしれない。氏の作品だと知って、その欄のやわらかい曲線の意図がわかるのだった。この作品は第2回日本建築美術工芸協会金賞を受賞している。
 
 帰り道「御八代橋」を通った。いままで何回か通っていたのに気が付かなかったが、歩道と欄干に素晴らしい意匠が見える。欄干には千曲川から飛び跳ねた魚が描かれているのだった。

 氏のコンクリート造りの作品で100年経った時にボロボロになっていればそれが完成だという意味の言葉が印象に残った。それはポロブドール遺跡のようにだとか。

 ど~んと迫る勢いの作品に圧倒されることは間違いない。
                           依田美恵子

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