家族の意味

2012年01月28日 | 日々のこと
年が明けてから、日毎に日が延びていくのが感じられます。先日途中で手間取ってしまい思いがけずお客様のお宅に着いたのは5時近くでした。日が延びたのに感謝しながら、ピンポンを押しました。

 が、なんの反応もかえってきません。居間に明かりがついていますし、車もありますからご在宅のご様子なのですが。

 恐る恐る2度目を押しました。それでも・・・・玄関にはお見えいただけません。

 それは新興住宅地なとではよくあることなのですが、このお宅でそれはあり得ません。

 老夫婦お二人で暮らされているのです。このまま引き返してしまっては心残りです。
もし・・・・なんて考えると、不安がよぎります。

 玄関から引き返しながら居間を見ると、サッシの施錠が外れています。思い切ってそこから声をかけながら戸をあけてみました。

 少し奥まったお炬燵に奥様がポッネンとあたっておられました。たぶん・・・居眠りをなされていたご様子。

 でも少し身体がご不自由になっていたご主人様の姿がみえません。施設にでも入られてしまったのでしょうか。

 1年前まではあんなに闊達で、当社へも車でお出かけいただいていたのに、昨年の秋頃から少し元気がなくなってしまった奥様。本来なら食事の用意をしている時間なのに・・・・。

 60坪もある大きな家に一人、何か身に詰まされてしまった私です。

 親も子もどちらも気楽をとって別世帯が多い時代ですが、支えが必要な時は必ずくるのです。

 子育ての大変な時期に横を向いていて、年したからお願いね、では虫が良すぎるかも・・・・なんて思ったりしたのでした。

                      依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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