収納は少なめに。

2008年02月29日 | 住まいづくり
会社の洗面台の横扉を開けたら黒ずんでいる。「これ煤なの?」なんて感じ。普段使っていないだけにびっくりする。「みゆきさん、これなあにー」「静電気じやぁないんですか」と明快な答え。それでもびっくりしました。静電気ねー。言われてみれば、トイレの紙巻器のふたあたりが、微妙に黒ずんでいますよね、あれも同じなんですね。

 家を作る時、収納を確保したいと大概の方がおっしゃいます。我が家も収納場所を開けてみれば、そこに入っているものは、普段使わないものばかりです。
食器も和洋中に漆器にガラスにと多種多様ですが、常時使うものは限られています。2割は年に何回か使うかもしれませんが、8割がたはあってよし、なくてよしなのかもしれません。
 
 何世代も一緒に暮らすなら、物も引き継がれていくでしょうが、核家族では、維持も大変です。
できるだけ物を増やさないと決めていますが、それでも増えていきますね。物を処分するというのは、心身共にエネルギーが必要です。
 靴下に穴が開いて捨てた朝など、何かひとつ使え終えたという喜びを感じています。

 キッチンの貯蔵庫の買置きの品を使い切った時の幸せ感ってありませんか。買い物の折、つい手を伸ばしがちな、予備の調味料もこの頃控えています。「母ちゃんマヨネーズとキムチの素がないよー」に、あれやっぱりと思いつつもコンビニで間に合わせたりして。

 収納はほどほどに、と長年生きてきた「年の功」で思います。しまう場所があるということは、死蔵品が増えるということなのです。物を処分すもお金がかかる時代です。あるものを大切に。間違っても片付けのグッズはお買いにならないように。いらっしゃるんですよね、その入れ物が一杯になると次の入れ物を買いたい方。ホームセンターに行く前に今の収納の中一度全部出してみませんか。すごい発見がありますよ。

 年に1度5月の連休をお片づけデーにしています。家中の収納をいったん全部外に出します。収穫もありますよ。でも物が見つからない時は大概「母ちゃんが捨てただろう」という視線は感じますよ。・・・・本当に捨ててたりして・・・・。
                   依田 美恵子


【 中島木材のホームページは こちら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする