長野オリンピックから10年・・・堀井学選手の背中

2008年02月07日 | 日々のこと
 長野オリンピックから10年ということで、今日はその特集でなかなか賑やかである。思い起こせば、日本中がだんだんに景気の失速を迎えていた中で、オリンピック景気で湧いていた長野は、翌年その頂点からどん底に落ちた。

 それはそれとしても、あの感動はやはり地元の人間としては忘れられない事実だ。「オリンピック見に行きませんか」という夢のようなお誘いをいただいて、冗談にも「お休みの日なら」なんて超ぜいたくな注文をつけたのに、本当に入場券が届いた時はびっくり。

 エムウェーブで清水宏保選手の活躍と堀井学選手の涙・・・・ではなくて、あの悲しそうな背中を見ましたよ。坊主頭の堀井選手の不運というのか、4年に1度というスパンに絶好調が合わせられなかったあの姿が今でもまぶたに焼き付いています。

 地元でオリンピックなんていっても、テレビで観戦が一番と思っていたのに、実物を見ると感激の度合いがぜんぜん違うことを発見。
少々ノリ易い私は、寒さ対策に会場で販売していた、「ホットワイン」の缶1本で、踊りはするは、笛を吹くは、ウェーブするわと、かなりノリノリでした。

 競技の合間合間にあのオリンピックソングが流れてみんな踊っているのですよ。
夫にねだって買ってもらった紫色の笛は、今も宝物です。・・・・孫にだって・・・・。

 あの感動と共にもっと得たものがありました。何事にも参加するという姿勢。
いつも冷めた感じで物事を見ていた部分があったのですが、それ以来「のっかるー」、という意識で人生を幅広く生きていこうと変えたのでした。・・・・簡単に言えば・・・少し柔らかく生きる・・・ということなのかもしれません。

 少しは変わったでしょうかねぇ。

 それにしてもあの「ホットワイン」実においしかったのに、どこを探してもありません。長野オリンピック用だったのかしら。自分でつくっても、あの味になりません。オリンピックというスパイスが無いせいかしら。

                           依田美恵子

 

 
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