月初めに1枚のファックスが入った。興信所の倒産速報である。「えー」と目を疑う。佐久平のハウジングセンターにも、モデルハウスがあるハウスメーカーだったからだ。モデルハウスもたしか建てて3年位のはず。
会社のこれまでの沿革を見ながら、展示場展開による積極的な営業展開とはいえ、この規模でモデルハウス9ケ所はすごいというか・・・・なんというか。
ハウジングセンターにモデルハウスを出店した場合の経費はと、良く業界の話題になるが、それから逆算していってみても、出店数と売上げのバランスが必要なのだが、最近確認申請でも名を見なかったから、こんな事態を迎えてしまったのだろうか。
事業停止から破産申立てとあるから、建築途上もさながら、今までに建てられたお客様のアフターメンテナンスにとっても、大変な事態だなと、人事ながら胸が痛む。
適正規模・・・・ある日私に「おたくの社員の数や現場代理人の数は?」と尋ねた工務店の社長さんがおられた。「そうー、その位が一番いいんだよね。」と妙に納得されて話された。そしてまもなく倒産なされた。思えばあの日社長さんの胸の中にあった思いに行き着く。それは大きくすることは出来たけど、維持することが大変だった、ということではないか。
適正規模はそれぞれの会社の内容によるけれど、我が社の適正規模はこの位と決めている。それはあくまで、みんながお客様のことも、現場のことも把握できる範囲だ。そして社員一人ひとりの体調から、心配事までちゃんと把握できる程度だ。
社員を増やせば、仕事量は増やせるかもしれない。しかしそのためには仕事を確保することのための努力をしなければならない。それは仕事のための仕事である。
それではお客様のためにいい家をつくるという一番の仕事が二の次になってしまう、というのが我が社長のポリシーだ。
営業で仕事をいただくのではなく、「いい家をつくる」ことで仕事をいただく、
これが我社長の最大のこだわりなのだ。
だから「いい家をつくる」ためならば・・・・「それまだ少し早いのでは・・・・」と私が思うこともしばしばの新しい提案を社内でしまくっています。
それでも時代に先んじていることだけは確実で、内心「えらいー。」と思っているが。
依田 美恵子
会社のこれまでの沿革を見ながら、展示場展開による積極的な営業展開とはいえ、この規模でモデルハウス9ケ所はすごいというか・・・・なんというか。
ハウジングセンターにモデルハウスを出店した場合の経費はと、良く業界の話題になるが、それから逆算していってみても、出店数と売上げのバランスが必要なのだが、最近確認申請でも名を見なかったから、こんな事態を迎えてしまったのだろうか。
事業停止から破産申立てとあるから、建築途上もさながら、今までに建てられたお客様のアフターメンテナンスにとっても、大変な事態だなと、人事ながら胸が痛む。
適正規模・・・・ある日私に「おたくの社員の数や現場代理人の数は?」と尋ねた工務店の社長さんがおられた。「そうー、その位が一番いいんだよね。」と妙に納得されて話された。そしてまもなく倒産なされた。思えばあの日社長さんの胸の中にあった思いに行き着く。それは大きくすることは出来たけど、維持することが大変だった、ということではないか。
適正規模はそれぞれの会社の内容によるけれど、我が社の適正規模はこの位と決めている。それはあくまで、みんながお客様のことも、現場のことも把握できる範囲だ。そして社員一人ひとりの体調から、心配事までちゃんと把握できる程度だ。
社員を増やせば、仕事量は増やせるかもしれない。しかしそのためには仕事を確保することのための努力をしなければならない。それは仕事のための仕事である。
それではお客様のためにいい家をつくるという一番の仕事が二の次になってしまう、というのが我が社長のポリシーだ。
営業で仕事をいただくのではなく、「いい家をつくる」ことで仕事をいただく、
これが我社長の最大のこだわりなのだ。
だから「いい家をつくる」ためならば・・・・「それまだ少し早いのでは・・・・」と私が思うこともしばしばの新しい提案を社内でしまくっています。
それでも時代に先んじていることだけは確実で、内心「えらいー。」と思っているが。
依田 美恵子