何年たっても、夫婦には未知の部分があるもんなんですね。

2008年02月19日 | 家族
 夜食事会から帰ったら、居間に2枚の絵が立てかけられていた。わが夫が私が見るだろうから、出したままにしておいて、とのことだったらしい。

 母が昼間友人とお茶飲みをした際、先日見てきた「原田泰治」の話になったらしい。そうしたら父が、2枚の絵を出してきてくれたのだそうだ。

 「あらー、こんな絵あったんですね」「母ちゃん知らなかったの」「えー、初めて見ましたよ」

 お風呂に入りながら、夫の収集のパターンが面白くて声を出して笑ってしまった。そう確かに1年前、私が会社に「原田泰治」の作品があって驚いた話をした時たしか、「うちにも2枚あるよ」と言っていたっけ。「そうーなの」なんて返事をしたきりだったのを思い出したからだ。

 長いこと懇意にしている本屋さんがあるらしく、昔から絵本山ほど・百科事典・山シリーズ・花シリーズ・文化遺産シリーズとか、やたらに「積読」「飾るための本」が書棚にはいるようになった。当然のごとく私のスペースが圧迫されるようになったが。

 長いこと積み立て方式をしていたのだろうから、本にとどまらず、掛け軸や壺にも化けて、掃除の折「新顔」にお目にかかっていた。焼き物などに目ざとい娘など、「これちょうだいね」なんて、とても調法していたっけ。
納戸にたしか、この包みは久しく前からあったわと思いながら、長年夫婦をしているようでも、知らないこともあるんだと、一人感心している。・・・・これだから面白いんだけれど。

 絵はもちろん原画ではありません」セリグラフ」です。
                         依田 美恵子

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