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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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年末に熊本移住者の母親から届いたメール、来月25日に現地講演会。最終処分方法も確立しない放射性廃棄物。

2014-12-28 20:48:20 | 福島第一原発と放射能

木下黄太メールマガジン最新号内容

【「2011年迄の甲状腺がんの常識は捨て去るべきだ」医師の警鐘、福島の2巡目検査で甲状腺がん疑いが新たに4人という異常事態 】

【 2014年に木下黄太メールマガジンは何を伝えていたのか 】

毎週金曜配信、木下黄太メルマガ、読みたい方の購読申込⇒http://www.hoshanobogyo.com/

新年は、最初の金曜となる1/2号を一日早く元旦に配信する予定です。

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年の瀬に切羽詰った、だっげらいよんはこちらでも⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/

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色々な身の回りの状況は悪くなるばかりで、ニュースや新聞を見たいと、なかなか思わなくなりました。

選挙でも政治でもそうでしたし、年末のテレビ番組を子どもと見ていて、番組の中の着ぐるみが「福島の綺麗な水で育った美味しい○○〜」という宣伝を唐突に始めてぎょっとしたり。私達の身の回りの状況は、実際どうなっているんだろうという視点で生活していると、取り残されたような、逃げ道が無いような気持ちになる事もあります。

熊本に移住してもう3年が近くなり、安全食材を見つける度に全てかごに入れてしまっていたような時期はとうに過ぎ、
活動圏の中でうまく買い物が出来るようになりましたが、それでも最近不安な事があります。
関東の食材がとても多い。年末の物入りの時期だからか、どこかで豊作なのかは分かりません。
今年の夏はとても暑かったので熊本の葉もの野菜はほとんどなかったのは理解しているのですが、
今のこの時期に、地元の農家が沢山採れたからと自家消費用に回してくれるような野菜も、スーパーでは関東の物が来ています。

もしかして、先日の木下さんのブログにあった「都内の高級スーパーには西の物が高めの値段設定で置いてある」という話。
被曝回避の消費者のニーズに合わせて西の食材を多めに取り扱うようになったスーパーが多くなったと知人達からは聞いているので、もしかしたらその分、西には関東の物も入って来るのかと想像しました。

スーパーも心配ですが、子を持つ母としては心配な事が給食です。
スーパーは吟味が出来ますが、給食を選択した場合は食材の指定が出来ません。
被曝回避を念頭に置いて育児をする母親達は独自にネットワークが色々あるようなのですが、
私のまわりでは、通う幼稚園が認定子ども園になり、給食しか認められなくなりました。
その母親はお弁当持参の幼稚園に転入という措置を取り、たまたま欠員が出ていたので入れましたが、
どの地域でもこのように被曝回避措置が成功するかどうか、不安です。
このお弁当持参の幼稚園も、再来年度にはどうなるのか分かりません。
 
安心して育児をしたいという母親の願いは、日本では叶うのでしょうか。
カレンダーを見ていて、最後の一枚12月が薄く、心細く見えました。
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 避難した母親から、こうした便りが届く熊本で、新年一月に三田医師と講演会をおこないます。申込はお早めにお願いします。

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来年の皮切りとなる講演、それが熊本。

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】 

2015年1月25日(日)  9:30開場 9:45開演  

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 
熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

 詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#44 技術面の未解決問題

高レベル放射性廃棄物の最終処分は、技術面ですら解決されていない。
核分裂の発見から 70 年経過した今でも、人間と環境に危害を与えないようにするために、
「どのように」高レベル放射性廃棄物を処分するべきなのかさえ明らかでない――「どこに」
などとは問いかけるべくもなく。
原子力ロビーの思惑とは違い、該当する最終処分場に関する数多くの安全性についての
疑問は、相変わらず全く明らかにされていない。それゆえアメリカでも、人間と環境に対す
る重大な脅威のために最近では、ユッカマウンテンにおける最終処分場プロジェクトを疑問
視している。スウェーデンの花崗岩層における最終処分場構想も同じように中止直前だ
(#61 を参照)。そしてゴアレーベンの岩塩採掘跡の空洞に迫っているのは――大きな範囲
の地下水による浸水である。放射性廃棄物処分場アッセ II の浸水の経験によって、最終処
分場としてのゴアレーベンの「適性」について、さらに議論すること自体、そもそも不要となっ
た。


 こういう根幹的対処法が未確定なのに、どんどん進行していく原子力発電というシステム。これを推進するのがあたりまえと考えるのは、本当に新興宗教の信者みたいな感覚ですね。
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 日本のリアルな現状から、福岡という位置をどのように捉えるか。東京から岡山へ移住し初の来福となる三田医師と、震災後全国で講演し福岡でも定期的に講演を重ねてきた木下黄太。この二人による待望の本音トークです。 トークイベントにぜひご参加下さい。   

  【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】

  申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

 2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)

 福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分

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