goo blog サービス終了のお知らせ 

「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

「関わるとクビ」福島の原発津波対策検討で経産省内部脅し文句。本年最終メルマガ【甲状腺がん医師警鐘】。

2014-12-26 21:00:00 | 福島第一原発と放射能


福島第一原発事故の実状を日本人が認めない最大の理由というのは経済的なことが圧倒的理由だと思います。

きのう公開された調書の中で、日本がここまで酷かった状態が暴露されています。当時、原子力安全・保安院の小林勝耐震安全審査室長の調書です。

http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai_3/110_koukai.pdf

貞観津波の再検討を経産省内部でしようとしたところ、複数の幹部から

「あんまり関わるとクビになるよ」

「その件は、安全委員会と手を握っているから、余計なことを言うな」と言われたそうです。

この証言が真実相当性が高いなら、こうした人々や原子力安全委員会の当時のメンバーを刑事捜査しないのは、ありえない所業だろうと思います。

勿論、これは一部に漏れているだけで、こうした実態はこの数倍や数十倍と認識するべきでしょうし、今も厳然として存在していると思います。

こういう輩のために、日本はどんどん滅んでいくと思います。

貴女は一緒に滅びたいのでしょうか?

 

さて、ことしの最後となるメルマガを先ほど配信いたしました。

==============================================

さて今回の配信は、2014年では最後の配信であるメールマガジンになります。
このメールマガジンの配信を始めたのは、ことし二月からですから、まだ一年
未満ですが、いろんな意味で、なんとかやれているのも、読者のあなたのおか
げだろうと思っています。

 ことしはどういう年であったのかと思います。そのことを振り返るためにも、
一年間配信したメールマガジンの内容テーマを一覧と、今年の感想を伝えてお
きます。
 このメールマガジンに何を伝えていたのかということを総まとめで読むこと
で、この一年間の放射能・被曝問題に関して、どういうことがおきていたのか
を確認したほうがよいと考えています。

さて、本日は次のようなテーマでお伝えします。

・・・・ I N D E X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【「2011年迄の甲状腺がんの常識は捨て去るべきだ」医師の警鐘、福島の2巡目
検査で甲状腺がん疑いが新たに4人という異常事態 】
【 2014年に木下黄太メールマガジンは何を伝えていたのか 】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 めったにないはずの甲状腺がん、1巡目の検査で異常がなかったはずの子供が、
時を大きく経ずして、甲状腺がんの疑いが4人となりました。男の子が4人、女
の子が1人です。
 2人の医師の見解をお伝えしておきます。

===============================================

毎週金曜配信、木下黄太メルマガ、読みたい方の購読申込⇒http://www.hoshanobogyo.com/

新年は、最初の金曜となる1/2号を一日早く元旦に配信する予定です。

============================================

 日本のリアルな現状から、福岡という位置をどのように捉えるか。東京から岡山へ移住し初の来福となる三田医師と、震災後全国で講演し福岡でも定期的に講演を重ねてきた木下黄太。この二人による待望の本音トークです。 トークイベントにぜひご参加下さい。   

  【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】

  申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

 2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)

 福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分

====================================================

来年の皮切りとなる講演、それが熊本。

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】 

2015年1月25日(日)  9:30開場 9:45開演  

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 
熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

 詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

==================================================== 

 原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

 

#42 核廃棄物の山

原子力は大量の核廃棄物を生み出す。
約 12,500 トンの高レベル放射性廃棄物である使用済み燃料が、これまでにドイツの原
子力発電所で発生した。これに毎年約 500 トンが加算される。さらに数千㎥の低・中レベル
の放射性廃棄物も加わる。ここには本来、大気中と水中に放出されたすべての量も加える
べきだろう。そして、再処理工場からの廃棄物。ウラン採掘時の廃棄物。ウラン濃縮工場か
らの务化ウラン。最後に原子力発電所自体――なぜなら、これもまたいつかは「処分」しなけ
ればならないからだ。

原子力発電所の処分ということがなかなかできない現実は、福島でさんざん見せ付けられています。無用の長物となっていくだけの、こういう原発という存在をどうしてここまで多く作ってしまったのか。原子力や放射能のリスク危険を昔も今も学ぼうとしない日本の権力側の人たちは、本質的に馬鹿だと思います。