毎週金曜夜に配信、木下黄太メールマガジンの最新号 [第46号 2014/12/19]の内容。
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【 「火曜サスペンスもびっくり!!「近所に変死(⇒突然死)が多く、警察や鑑
識に慣れっこになった」という、福島・郡山からの便り 】
【 「黒い物質」とも見える釧路の放射性物質汚染集積、その付近で確認されて
いる植物奇形 】
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続きは購読してお読み下さい⇒http://www.hoshanobogyo.com/
年内の最後の配信は、明後日12/26(金)夜の予定
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共同通信が下記の内容を報じています。あす公表されるデータの先出しと見られる記事です。
まあ、めったにおきないはずの甲状腺がん、1回目の検査で異常がなかったはずの子供が、時を大きく経ずして、甲状腺がんの疑いが出ているということは、放射性物質の影響以外、普通に思考したら考えられません。
これを問題ないと言うとしたら、今度はどういうロジックを展開する気なのか、大変に興味深いです。
Xmasプレゼントとして、こういう内容を知らされる、福島の人々。
恐怖です。
体制、国、政治家や役人というものが、一般人を実は以下にしか考えていない意識がよく分ります。
しかし、この年末のどさくさの時期まで、情報開示を先延ばしにしたのは、原発を推進したい現行政権への手助けに他なりません。こういうことも、システム的に露骨に行う日本という国に、僕は絶望しているばかりです。
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http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014122301001939.html より
福島で甲状腺がん増加か 子ども4人、放射線影響か確認
福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、事故直後の1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども4人が、4月から始まった2巡目の検査で甲状腺がんの疑いと診断されたことが23日、関係者への取材で分かった。25日に福島市で開かれる県の検討委員会で報告される。
甲状腺がんと診断が確定すれば、原発事故後にがんの増加が確認された初のケースとなる。調査主体の福島県立医大は確定診断を急ぐとともに、放射線の影響かどうか慎重に見極める。
1986年のチェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がんが急増した。
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きのう書いた記事をきちんと読んでいない人が多数いる現実を踏まえて(本当にきちんとしたことに向き合わない人は、被曝回避側のネット住民に多数発生していることが、一番の病です)、もう一度、書いておきます。
「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見募集(パブリックコメント)http://www.env.go.jp/press/100098.html を出してください。
少なくとも、下記の資料に対して、意見を述べるだけで、よいのですから。
こうした、甲状腺がんの新たな発症も考えると、事態はまずい方向に転がり始めています。
こういう状況にも関わらず、反応せずに誤魔化している人たちが、被曝回避側にも増え始めている状況を僕は許せません。
妄想や陰謀史観に激しく反応する癖に、肝心要のことから逃げるのは、被曝を見ない聞かない言わない人々より、性質も悪いし、愚かだということです。
これから、厳しい状況がはっきりする時期で、ここで作業もしなくなる人たちは、何の本質もつかめません。パブコメ位は記載して提出してください。
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日本のリアルな現状から、福岡という位置をどのように捉えるか。東京から岡山へ移住し初の来福となる三田医師と、震災後全国で講演し福岡でも定期的に講演を重ねてきた木下黄太。この二人による待望の本音トークです。 トークイベントにぜひご参加下さい。
【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/
2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)
福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8
地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分
バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分
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来年の皮切りとなる講演、それが熊本。
【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】
2015年1月25日(日) 9:30開場 9:45開演
場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室
熊本市中央区桜町1番3号
熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。
詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#40 ヨウ素剤不足
ヨウ素剤を入手するために外出しなければならないのであれば、それは役に立たない。
ヨウ素剤は、原子力事故において放射性ヨウ素による放射線障害を緩和する。しかし、原
子力発電所周辺の極めて狭い範囲にしか、万一の備えとして家庭に配布されていない。他
の全ての地域ではヨウ素剤は市役所に保管されているか、もしくは事故の後で空輸しなくて
はならない。入手するのは困難だ――なぜなら災害時避難計画では外出しないように指導
している。
日本ではヨウ素剤を配りもしなかったですね。これは、官僚や専門家のみならず、当時の民主党政権の問題点も大きい話です。その当事者の一人は、間違いなく細野議員です。
誤魔化しの連続です。