「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝回避情報を遊び感覚で発信する輩、年末に見かけるネット発信者と追随するネット住民の異常行為。

2014-12-30 07:50:20 | 福島第一原発と放射能

木下黄太メールマガジン最新号内容

【「2011年迄の甲状腺がんの常識は捨て去るべきだ」医師の警鐘、福島の2巡目検査で甲状腺がん疑いが新たに4人という異常事態 】

【 2014年に木下黄太メールマガジンは何を伝えていたのか 】

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新年は、最初の金曜となる1/2号を一日早く元旦に配信する予定です。

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年末に見かけるネット発信者と追随するネット住民の異常行為について。

「原発問題ブログ」の作業員が多数死亡のガセ記事(昔)を今頃拡散させているのをみかけました。

また今度は「真実を探すブログ」で中国から流失したという全くのガセ地図を書き散らかした記事を拡散させていました。

これは、日本を東日本を日本自治区、西日本を東海省とする地図。

韓国は現実に日本海を東海と記載し、中国側は東シナ海を東海と表示していますが、これは日本海が、なぜか東北海になっています。

一瞥で嘘と分るし、相手にする話ではないでしょう。こんなクズレベルの地図。

妄想と嫌中が混ざっているだけ、キチガイの産物です。

こういう差別意識の反映があると見たら分る地図を拡散させるネット発信者は、どうしようもないです。

正直、頭がおかしいと思います。こんなブログ記事を今頃拡散させているネットの人々は。

両方とも、異常ですし、いかなる意味でも、こういうことは社会的に価値は全くないです。

しかし、どうして年末までこういう異常行為を見せ付けられるのか、本当に気が重くなります。


さて、被曝問題で、回避側でいい加減な言説をネットで言う人たちは、遊びでやっているという指摘もありました。

僕もそう思います。

発信しているから真面目にまともにやっているのではなく、遊び感覚。

そしてそこに売名というか目立ちたがりな人々が多いのです。

 

一方、被曝など大したことではないという論者が、推進側(経済メリット目的)や危険を認識したくない恐怖心から攻撃する人が大半でしょう。それよりも被曝回避側には、何か社会的レベルが低い対応が多いのは、そもそも、そういう遊び目的の人間が多いからかもしれません。

推進側や体制側は経済メリットを守るために、いろんな観点でこちらを真剣に攻撃しています。少なくとも。

そして、恐怖心から攻撃する人は、内容の是非はともかく、真剣度は実は高い。

 

だが、被曝回避側の「遊び感覚」論者・参加者はそもそも真剣であるはずもない。真剣に被曝回避を考えている僕らからすると、意味不明です。全く話は噛み合わないし、次元が違うと思います。

こういう感覚の人たちが特にネットに巣食っていて、ずっと迷惑だと思っています。こちらには妨害でしかない。

これは2015年に更に排除しないとならないと思います。


そしてカルト的グループへの取り込みやお金目当ての取り込み目的(実際に嘘情報の発信者はこれが多い)の人々が、一定数いるのも特徴でしょう。こういう論者、いや、詐欺師というしかない存在に、簡単に抱きこまれる人が、ツイッターにもFacebookなどのネット住民に多数存在しています。

こんな輩は、詐欺師側もやられる側も、ろくな人間はいません。単なるクズです。彼ら彼女らは騙されたい人々ですから、本質的には。

被曝したい方はどうぞ勝手にという感覚が、元々かなり強い僕ですが、被曝に効くと言われて騙される人々の馬鹿も度し難いと思います。

騙しているのが低脳詐欺師だから、それに騙される人々は馬鹿度は尋常ではないのです。

そして、こういう類の馬鹿に付ける薬は本質的にはありません。

騙されて巻き上げられて下さい。

馬鹿馬鹿しくて、本当にこういう連中とは、とにかく関わりたくないと痛感させられる年末です。

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  【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】

  申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

 2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)

 福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分

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来年の皮切りとなる講演、それが熊本。

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】 

2015年1月25日(日)  9:30開場 9:45開演  

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 
熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

 詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#46 放射性廃棄物処分場アッセ II

放射性廃棄物の試験処分場アッセは、20 年と経たないうちに水没しようとしている。

12.6 万個の(低レベル)放射性廃棄物のドラム缶を原子力産業と原子力研究者は 1967
~78 年の間にほぼ無料で「試験的な(低レベル)放射性廃棄物の最終処分場」であるアッセIIに廃棄した。

この岩塩採掘跡地は数千年は安全であると専門家は断言し、浸水の可能性は否定された。

その 20 年後、今では毎日 1.2 万リットルもの水がこの坑道に流れ込んでいる。これまで
にいくつかのドラム缶は密閉性が無くなり、この岩塩採掘跡地は崩壊の危険にさらされてい
る。
そして今、大規模な地下水汚染を避けるために、これまでに投入した全ての廃棄物を再
び取り出す事態となった。このための費用は――約 40 億ユーロまでの範囲だといわれてい
るが――それを廃棄した事業者ではなく、納税者が負担することとなる。この処理のためだ
けに CDU 党(キリスト教民主同盟:保守)と SPD 党(社会民主党:中道左派)の連立政権
は、原子力法を改正した。
アッセ II は公的にはゴアレーベンの岩塩採掘跡の空洞に計画されている大型の(高レベ
ル)放射性廃棄物の最終処分場のための「パイロット・プロジェクト」とされている。