「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「1時間前まで元気だった」福島で一人暮らしの友人が、急性心不全で孤独に突然死したという恐怖。

2014-12-19 00:52:20 | 福島第一原発と放射能


  福島で活動されている方から、伝わってきた突然死。この方は、このような友人の突然死は、震災後に2人目だということです。

 ご冥福をお祈りいたします。

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12月17日火曜日のできごと 

福島診療所建設委員会の総会で、一人の命を救った話を聞いていた同じ頃、
私の20年来の友人が一人、68歳の命を閉じました。

仮設住宅ではありませんでしたが、一人暮らしの方で誰にも看取られず、正に「孤独死」でした。

夜中に連絡を受けて、自宅に向かいました。突然の訃報に涙も出ませんでした。

発見者が救急車を呼んだときには既に死後硬直が始まっていて、結局、警察に通報。
持病はあったものの、その日の午後6時、最後に会った方の話では元気にされていたと聞き、納得できない突然死でした。
検死の結果、「急性心不全」死亡推定時刻午後7時。

17日夕方、その方の近くで仕事が少し早めに終わって、総会までの間少し時間があったので、顔を見に回ろうかと一瞬考えたのでしたが、翌18日には、その方のお宅に訪問する日だったので、回らずに総会に行きました。

本当にその事が悔やまれます。
回っていたら・・・・と思うと。

「急性心不全」・・・放射能の影響は無かったのか?
頭に浮かんだのは、このことでした。

一人暮らしは、いつでも「孤独死」の恐怖との隣り合わせです。
ましてや、福島市内。高線量地区では、突然死の恐怖もいつも頭をよぎります。

普段は口に出しては言わないけれど、チェルノブイリの現実を知っている人は、誰もが抱いている恐怖です。

友人の死は、明日の我が身でもあることを覚悟しなければなりません。

明日は、家族だけに見守られての告別式。ご冥福をお祈りします。

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【 「火曜サスペンスもびっくり!!「近所に変死(⇒突然死)が多く、警察や鑑識に慣れっこになった」という、福島・郡山からの便り 】

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 日本のリアルな現状から、福岡という位置をどのように捉えるか。東京から岡山へ移住し初の来福となる三田医師と、震災後全国で講演し福岡でも定期的に講演を重ねてきた木下黄太。この二人による待望の本音トークです。 トークイベントにぜひご参加下さい。  

 【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)

福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分

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来年の皮切りとなる講演、それが熊本。

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】 

2015年1月25日(日)  9:30開場 9:45開演  

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 
熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

 詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

 

#35 スパゲッティ配線

 

原子力発電所における電気系統のトラブルは日常事であり、それは深刻な結末を伴う可
能性もある。
2006 年の夏、欧州は崩壊寸前の危機に瀕した。配線設計の構造的な欠陥により、スウェ
ーデンの原発フォルスマルクにおいて、ショートと停電した後に、非常用電源が始動しなか
った。炉心溶融がはじまるまで、わずか数分しか残されていなかった。これは特殊なケース
ではない――原発ブルンスビュッテルにおいては、電気系統のミスが原因で、1976 年の営
業運転開始以来、緊急冷却用装置の非常用電源が十分に機能していなかったことが判明
している。さらに原発ビブリスでも同じように間違いと手抜き工事で施工された配線接続の
数々が報告されている。

 

これは、日本でもいつも同じ様なことが起きている気がしますね。