久しぶりに陶芸教室に行く。
頭の中で作りたい形が浮き上がっては消え、消えては浮き上がり形に成らない。そんな気分で教室に入ると、既に生徒さんは作品作りに入っていた。始まり時刻より大分早くから作り始めていた様で、既に形になっている。完全に出遅れた。
陶芸教室が2週間ほど休みだったので、みんなの気が高まっている様だ。 今回の土は堅めで粗く作品に自然な感じが出るそうで、縄文式土器を作るには打って付け見たいで嬉しい。早速土を伸ばし始める…。
作品展をやろうと話が持ち上がっていて、出来上がった作品をみんなに見てもらって(又は自分達も人の作品を見て)切磋琢磨しようというのだ。他の作家さんの作品も併せて、色々な作品展にしたいなどと、話はどんどん膨らんでいく。
自分の作品に値段を付けるならいくらにするかと言う話になって、講師の小割氏の商品から按分して、6,000円などとホザイテいたら、先輩生徒さんに恐れ多いと叱られた。 小割氏はそんな生徒の戯言は聞き流しておられる様で、「土代だけは回収したいですね」とさらりと査定する。
今回のこの皿は、未完成ながら12,000と値を付けた。「安い!」と声が掛かり、予約しますかと切り返したのだけど、返事は無い。自然乾燥後、下駄をはかせる予定だけど縄文人の素朴さには負ける。
完成品。鉢カバー仕上げ前はこちら。
使用例。
下駄箱の上に置いて見ると、しっとりと落ち着いて見える。
余った粘土で作った箸置き。仕上げ前はこちら。
一番気に入った物を常用とする。
愚息にも一個分け与えたのだが、彼は一番尖ったシャープな仕上がりを選んだ。
彼の好きなトリケラトプスの様だ。