私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

山の賑わい

2010-08-21 08:14:02 | Bの壺
前回の陶芸教室で、高校生の子が作っている箸置きを見て自分ならこんな風に作るんだがなあと言う思いがあり、今週は箸置きを作って見る事にした。

イメージを膨らませ、捻じったり重ねたり切ったりして見たのだが、思う形にならない。市販されている様な箸置きなら、買って来た方が良いのでオリジナルを思考する。
簡単な構造の方が面白いんじゃないかと思い、巻いて見る事にした。ヒントはクロワッサン。



三角形を広い方から巻くと箸が置けないので、尖がった方から巻いて見る。
何個も作っている内に、始めに作った形が少しずつ崩れてきて面白い。
進化したのか、退化したのか。



箸置きでも形を作っていると、思い通りにならない事に苛つくのだが、
それを許す自分がいて、気持ち的に落ち着いてくる。
これはこれで良いんだと、自分で納得できるのだ。
他の人は他の人で良いんだと、遠回しに否定する。



沢山作ればそれなりに良いかと思って12個作ってい見た。
まだ少し土が余っていたのでまが玉風の箸置きも造った。

講師の小割氏が、「10個位有れば良いんですよね」と言う。
真意が分からずに聞き返すと、箸置きのような小さい物は灰の中に混ざって
探し出すのが大変な上に、破損した陶芸屑に混ざるので尚更見付けにくいんだそうだ。
陶芸屑の方が、恰好の良い箸置きになりそうな気がする。

探せ出せなかったらごめんなさいって事なんだけど、それなら先に言ってよ反論する。
出来上がりを並べてみたら、綺麗になると思うのだけど、山の賑わいなんだろう。


先日、帰省した義姉弟に作品の見せびらかしをした。
御愛想で、ひと通り褒めてくれるので、調子に乗って
欲しい物があったら持って行っても良いよと言ってみた。

素人の作った作品だから、欲しい物があったらの話で
食指が動く物がなければ仕方がないと思いつつ、無いのも悲しい。

すると、教室で評判の良かった何点かをお持ちになり、ちょっと嬉しい。
一般受けしそうな作品ばかりが選ばれて、なるほど、自分が作りたい作品と、
人が欲しがる作品にはまだ開きがある事が実感できた。
それで、一体どんな作品を造りたいんですか。(自問自答)

来年の帰省までには、お金を出してでも欲しがるような作品を造って置きたい。(笑)
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