新国立劇場で

2019-05-14 23:54:57 | 演劇

少年王者舘の「1001」を観る。

 上演時間は2時間15分。王者舘にしては長い。せりふのテンポが、昔よりもかなりゆっくりになったからか。1時間半くらいで「パッと終わる」のが魅力だったが。

 「君はいない」。これは、「コンデンス」の別バージョンなのだろうか。音楽も一部「コンデンス」のが使われているし。・・・いや。天野天街の頭の中ではただひとつの大きな作品が最初から完成していて、公演のたびに小出しにしている。そんな感じがする。

 広い劇場でも、いつもの王者舘だった。特に、映像。広い分だけ効果が拡大したような。

 気になったのは、観客の9割が(ワシも含めて)中高年だったこと。「コンデンス」の初演(18年前だったか)をスズナリで観た人たちが、そのまま新国立劇場に再集結したかのよう。万有引力なら、観客の半分くらいは若者なのだが。クセが強過ぎるからか。もったいないのにゃ。



 
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