神はひとりだとして ( ひとりになったとして )、男か女か。
断定はできないが、かなり 「 女性的な 」 感じがする。病的に口うるさい母親、みたいな。
神は、ユダヤ人の生活の些細な点にまで干渉しようとする ( 出エジプト記20~23。レビ記11~27。民数記5~6。申命記4~30 )。たとえば・・・。
「 爬虫類は汚れている。その死骸が土器に落ちたらその土器は壊す。しかし泉やため池に死骸が落ちた場合、その水は清いままである。ただし、その中の死骸に触れた者は汚れる 」( レビ記11 )。
・・・細か過ぎる。
安息日の掟は厳格だ。ある男が安息日に薪拾いをして、死刑 ( 石打ちの刑 ) になっている ( 民数記15 )。
儀式に関してはもっとうるさい。細かい手順を間違えただけで、神は祭司長アロンの息子2人を容赦なく焼き殺した ( レビ記10 )。
こんな規定もある。「 戦争で陣を張った時に、夜、夢精をした者は、陣営の外に出て行き、夕方に体を洗い、日没に陣営に戻ることができる 」( 申命記23 )。
・・・夢精くらい、大目に見ろよ。これは、やはり・・・。
アブラハムの時代まで遡ると、神は子孫の繁栄を約束するかわりに、割礼、すなわち包皮を切り取るよう要求している ( 創世記17 )。
男性器の清潔さにこだわるのは、男性ではなく女性の方ではないだろうか。女性の目を気にして、男性は手術を受けるのだ。それは、東京上野クリニックのCMでも明らかではないか。