「民話の中の夢」。
タイトル通り、ヨーロッパ各地の民話に出てくる夢を、心理学的に分析したもの。たとえば、こんなお話が。
ユーゴスラヴィアの民話。「ある男が眠っていると、聖ペテロが現れて、彼を天国へと連れて行ったそうな。二人は天国を歩き回ったが、やがて美しい木立にたどり着いたんだと。どの木にもランプが吊るされているのを見て、男は不思議に思い、これは何かと聖ペテロに尋ねた。すると彼は、これは命のランプで、ひとりひとりの人間に割り当てられており、油が尽きてランプが消えるとその人間も死ぬ、と答えた。男は聖ペテロに頼んで、自分のランプを見せてもらったが、油が今にもなくなりそうだった。そこで男は、聖ペテロがその場を離れた隙に、隣にあった自分の妻のランプに指を突っ込んで、油を自分のランプに垂らし始めた。そこへ聖ペテロが戻ってきて、ぎょっとした拍子に目を覚ましたんだとさ。気がつくと、男は妻のまんこ(※原文ママ)に指を突っ込んでは、自分の口に入れてしゃぶっていたそうな。どっぴゅんぱらりのぴゅっ」。
心理学に興味がない人でも楽しめて、ナイスにゃ。ヨーロッパのキリスト教の実態もわかるし。
あと、女性器を数字で表すとどうなるかという普遍的なテーマを扱っている、ウクライナの民話もなかなかのモノだが、ちょっと紹介できないのにゃ。