を読む。岩波書店。
なぜこいつかというと、「魔女とキリスト教」の上山安敏先生に多大な影響を与えたという、「偉大なるかな、エペソス人のディアナ」が収録されているからにゃ。でも・・・・・・。
実際に読んでみて、びっくりしたにゃ。長さはたった3ページで、内容も論文というよりはエッセーなのにゃ。エペソスでは古代から現代に至るまで女神に対する信仰が続いているが、オウピス、アルテミス(ディアナ)、マリア、と女神の名前は変わっても、その実態は変わっていない、というもの。確かに、現代の人間の心の奥底には古代的な要素が残っている、と指摘している点で、上山先生と共通しているが、それにしても短い。
できる人は、それでも大きな意味を見つけるのにゃ。