2006年 かに座の空模様。

2006年01月04日 14時02分21秒 | 占い
ある本によれば、
愛は感情ではなく、意志なのだそうです。
人がだれかを本当の意味で愛するとき
そこには、もう一つ別のモノが生み出されるそうです。
それは、子供である場合も勿論あるのでしょうが
ほかのものであるばあいもあるのだそうです。
「愛によって生み出されるモノ」、それは
愛する人たちの持つ人格や運命にしたがって
千差万別なものなのでしょう。

愛、といっても
これは、恋愛関係だけのことではありません。
創作とか、楽しむ気持ち、喜びを感じること、自分がやりたくてする仕事、子育てなど、
すべて「愛」のテーマです。
そのことを大切に思い、そのことの中に踏み込み、
そのことと関わりながら、
なにか自分自身を含んだ、あたらしいものを生み出す。
自分以上の自分が、自分の外側に生まれるような経験が
人の心を満たすのは、大変不思議なことです。
もし、貴方の目の前にあるモノが恋愛ではなくても
なにかしら、貴方の手元には
貴方の愛を注げる対象が存在していると思います。
この占いはその「比喩」として読んで頂ければ幸いです。

蟹座の2006年は、基本的には
愛の一年
です。
でも、冒頭のような意味では、
蟹座にとっての2006年は、厳密には
「愛の1年」とは、言えないかもしれません。
自分が自分として喜びを感じること。
充足し、楽しみ、その感情を肯定的に外に出していくこと。
このような「満ち足りる体験」が
愛の約束を結ぶ前に、是非とも必要になるのだと思います。
このようなプロセスこそが
2006年の蟹座に、体験されるのではないかと思います。
でも、そのことを達成するのは、
一人ではできないとおもいます。
だからやっぱり、2006年は、
「愛の季節」ということも、できるのかもしれません。

振り回されてしまう恋や
いつもイライラと落ち着かない恋は
あくまで「恋」の段階です。
恋は、それが単なる「恋」でしかない限り
いつかは、冷めてしまいます。
恋をすると、
相手と自分が同じ人間のように思えます。
お互いがお互いと同化しているように感じます。
でも、ほんとうは、
決してそうではありません。
お互いは、結局は
違った人間です。
満たされる部分も、楽しみも、
すべて個々別々に経験されます。

子供の時、十分に愛された経験のある人は
愛し、愛されることが、とても上手に思えます。
孤独への恐怖から愛にしがみつくことがありませんし
愛を恥じたり、愛を否定したりすることもありません。
一方、愛された経験が薄い人は
愛がどんなモノか知らないために
寂しさや孤独、自信のなさなど、
自分のなかにあるさまざまな空洞を埋めるために
信頼できそうに見えるモノに「しがみついて」しまいます。
そしてこれを、かなしいことに、「恋愛」と名付けてしまいます。

自分のなかにあるさまざまな空洞が埋まってからする愛の形は、
正しく強いものです。
そんな「正しき愛せる力」を
どんな形で獲得することができるのか、
それは、人によって様々だと思います。
自分の悲しさや寂しさを全て受け止めてもらうことで、それができるのかもしれません。
だれかに深く愛されて、その中から充足を発見することもあるでしょうし
だれかと確かな信頼関係を結んだり
自分について正しい自信を手に入れたりしたとき、それが叶うのかもしれません。
2006年は、そんなふうに
「自分が満ち足りるとはどういうことか」
を学ぶ時期になるでしょう。
欠乏感や孤独感を埋めるために
それを一瞬紛らわしてくれるようななにかに
強く執着する習慣ができてしまっている人も
この年、そこから解放され
正しく自分を満たす方法を、発見できるだろうと思います。

満たされる
とは
たくさんある
ということでは、ないようです。
むしろ、たくさんあればあるほど、欠乏感が大きくなっていくこともあります。
オカネモチがとてもケチだったりすることがありますが
あれは、何かが足りないのではなく
「どういう状態が『足りている』のか、解らなくなった状態」
なのでしょう。
誰もが自分のなかに、
いろいろな「うつわ」を持っているのだと思います。
それを満たして「幸せ」と感じるはずなのですが
どういうワケかそのうつわにあふれるほど何かが入っていても
「満ちている」
ということに気づかなくなってしまうのです。
2006年、心が本当に「満たされる」体験を約束されている蟹座です。
そのことは、自分から感じていくことが大切だと思います。

時期的なことを申しますと
まず、年明けから3月上旬までで
昨年から続いてきただれかとの信頼関係の構築プロセスが、完了しそうです。
ここで築かれた関係はそのまま
上記「心が満たされること」のテーマにつながっていくことになるでしょう。
3月、過去を振り返って自分の道のりを確かめる段階を経て
新しい目標を見いだすことができそうです。
4月から5月はその勢いもあって、
一気に多忙になります。
7月は迷いの多い時期となるかもしれません。
体調を崩したり、足止めを食ったりするようですが
矛盾点の見直しや抜け漏れのチェックなど
一休みして、自分や自分の活動について
詳細な検討を加えることで
この先の見通しがぐっと良くなるでしょう。
8月にはいるととても好調になり、
9月には友人知己が増えるような出来事が多くなります。
この時期に旅行や移動をする人も多いかもしれません。
10月から11月下旬にかけて、
この年頭から取り組んできた上記のテーマが
ぐぐっと「山場」になります。
多くの体験や恵みの中から「これだ!」という確信を得て、
年末、いくつかの変化に対する準備をしながら、
それでも、とても穏やかな気持ちで過ごせることになりそうです。

愛情関係については、
うれしいことやチャンスの多い年となると思います。
心を熱くするような出来事や、
胸がいっぱいになるような出来事を通して
「愛するとはどういうことか」
を徹底的に学ぶことができるでしょう。
蟹座は、感情を傷つけられることをとても恐れる星座です。
ですから、時に
愛する
ことに、とても臆病になったり、
信頼関係を作るときも
過剰に自分を守ってしまうことがあります。
鎧を身につけて相手を突っぱねるとき、
本当に大事なモノを失ってしまうこともあります。
そんな、蟹座の臆病さから来る不器用な行動パターンが
この1年の経験を通じて、解消されそうな感じがします。
怖さ知らずになる!
というのは難しいかもしれませんが、
今までモウレツに怖がっていたモノについて
「あ、怖がる必要はないんだ」
と気づくことができるようなのです。
これだけでも、人を愛するときの態度は
劇的に変化することになるでしょう。
4月から6月上旬はとても情熱的です。
さらに7月半ばから8月半ばまで、強い追い風がふくでしょう。
さらになんと言っても熱いのは
10月下旬から12月上旬です。
この時期は本当に、愛情関係にいろいろな出来事が起こり、
愛についての考え方が根本的に変わってしまう人も
少なくなさそうです。
年末、2006年に学んだ愛の形を
パートナーとの間でしっかり確かめることができるでしょう。

自分が自分としてどういう人間かということを
人は日々、人生を通して
学び続けているのかもしれません。
その中でも「軸」にあたるのが
「自分はこうすれば満足で、満たされている」
という感覚なのではないかと思います。
この感覚、自然に解りそうなものなのですが
多くの人の心の中でこんがらがってしまい
いろいろな依存症や強迫観念などに苦しんでいる人も
少なくない世の中です。
2006年、このような苦しい気持ちから
解放されるチャンスが、蟹座にもたらされそうです。
楽しむ、喜ぶ、充足する。
ともすれば不器用に避けて通る人も多いこれらのテーマを
絶対的に肯定して、受け止めて頂きたいと思うのです。


http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/yyy20y06/06Yoghlt__cancer.html

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