「おいあくま」(怒るな・威張るな・焦るな・腐るな・負けるなの頭文字)

2013年09月26日 18時10分36秒 | Weblog
石川のニュース 【8月8日02時21分更新】 松井さん「野球に人生学んだ」 トークイベント
 元ヤンキースの松井秀喜さんが7日、大阪市のABCホールで甲子園大会をテーマにしたトークイベントに出席し、故郷石川で野球にささげた日々を語った。星稜高時代に4度出場した甲子園のハイライト映像を見て「『夢の舞台』に行きたいという純粋な気持ちを思い出した。精神の成長を重視した3年間だった」と野球を通じて学んだ人生観を熱く語った。
 1992年夏の甲子園で、社会問題にもなった明徳義塾戦での5連続敬遠。3年生の松井さんは怒りも不満も見せず、その冷静な態度が注目を浴びた。松井さんは「今思えば、よかったなと思う。打って有名になったわけではないから、どこかで証明したいというエネルギーになった」と語った。初めての甲子園で打席に立った時は「緊張で足が震えていました。四球になってラッキーと思ったのを覚えてます」と振り返った。

 高校時代は、当時の山下智茂監督からグラウンド内外で規律正しさに礼儀作法など多くを教わったとして、「練習はもちろん厳しかったが、とても心に訴えてくる言葉をたくさん頂いた」と話した。呪文のように聞かされたのは「おいあくま」(怒るな・威張るな・焦るな・腐るな・負けるなの頭文字)のフレーズ。白球を追いながら気付いたのは、野球がうまくなることだけでなく、「人間的に成長することの大切さだった」と強調した。

 壇上に並んだ星稜高野球部同級生で一塁手だった福角元伸さん=金沢市出身=は「(松井さんは)背中でみんなを引っ張る主将だった」と語った。卯辰山を回るランニングは手を抜かず、雪でグラウンドが使えない冬期も「誰よりも目的意識を高く持って練習していた」と述べた。

 1時間半のイベントを終えた松井さんは「野球を愛する気持ち、野球が好きという気持ちが一番大きな原動力です。僕も、その気持ちは引退するまで変わらなかった」と明かした。全国の球児には「卒業してから、どう生きていくか。それを考える3年間にしてほしい」とメッセージを送った。

 松井さんは7日夜、神戸市内で星稜高同級生との食事会に出席した。8日は甲子園で行われる全国選手権初日を観戦する。

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130808104.htm

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